【ロサンゼルス/米国 4日 AFP】エンターテイメント紙「バラエティ(Variety)」は2日、ハリウッドがバレリー・プレイム(Valerie Plame)氏についての映画制作を予定していると報じた。プレイム氏は、夫のジョセフ・ウィルソン(Joseph Wilson)氏によるブッシュ政権およびイラク戦争への動機批判の後、元CIA工作員であった事を暴露されている。

 ワーナー・ブラザーズ・スタジオ(Warner Brothers Studios)は、既にプレイム氏と元大使で夫のウィルソン氏にまつわる実話の所有権を得ており、映画化の準備が進められている。ディック・チェイニー(Dick Cheney)副大統領とルイス・リビー(Lewis Libby)元副大統領首席補佐官を告訴するに至ったこの事件はスキャンダルを巻き起こした。

 また同紙によると、ワーナーズ・ブラザーズは、プレイムの自叙伝「フェア・ゲーム(Fair Game)」が出版可能となれば同書も使用したい考えを述べていると報じている。

 この事件は2003年7月、ウィルソン氏がブッシュ政権やイラク戦争への動機を批判したことが全ての始まりとなっている。メディアはプレイム氏が元CIA工作員だということを公にし、情報を漏洩したのがリチャード・アーミテージ(Richard Armitage)前国務副長官であることが2006年9月に明らかになったが、同氏は故意にプライム氏の身元を暴露した訳ではないと主張する。

 CIA工作員の氏名公表は国家機密情報の漏えいと見なされ、連邦犯罪となり得る。

 写真は、プレイム氏(右)とウィルソン氏(2006年4月29日撮影)。(c)AFP/MANDEL NGAN