<07/08年秋冬パリ・コレクション>イヴ・サンローラン、新作を発表 - フランス
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【パリ/フランス 3日 上間常正】パリで開催中の07年秋冬パリ・コレクションでは、後半迎えた5日目の1日、名門のイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)がこのブランドの過去の数々のクリエーションを現在的な視点で作り直した素晴らしいコレクションを発表した。セリーヌ(CELINE)も明確な女性像を表現したシャープで魅力的な新作。エマニュエル・ウンガロ(emanuel ungaro)やレオナール(LEONARD)なども登場し、この日はフランスのブランドが存在感を示した。日本勢ではパリでも人気上昇中のツモリチサト(TSUMORI CHISATO)が1920年代の上海をテーマにして東・西洋が融け合ったような服、ズッカ(ZUCCA)の軽いタッチのサバイバル風も見応えがあった。アントワープ出身のハイダー・アッカーマン(HAIDER ACKERMANN)が新活路を開いたような力作を久し振りに見せた。
■イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)
今回の会場は現代美術館のあるポンピドーセンター。02年1月にイヴの最後のオードクチュールのショーもここで開かれた。大がかりなサンローラン展も開かれたことがあり、このブランドとはゆかりの深い場所だ。この会場で今回、サンローランの優れた遺産をまさに今風によみがえらせたような美しいコレクションが開かれた。
トラペーズ(台形型)のシックな紺ウールのショートコート、大きなリボンがついた黒のベアショルダーのドレス。端正な黒いスモッキング、イヴが禁を破って女性服に初めて持ち込んだパンツスーツ……。どれもが秀逸なカッティングと黒を基調としたシックな色使いで、最近の新作としてはまれなくらいの美しさに輝いて見えた。そしてもちろん、02年の最後の回顧ショーとそこに登場したイヴの姿を思い出させた。
デザイナーのステファノ・ピラーティ(Stefano Pilati)は今回のコレクション作りを、単純なパターンと入念なカッティング、そしてかつて「黒は一色ではなくて、たくさんの影がある」とイヴが言ったように、黒の多彩な色使いで表現してみせた。ピラーティはそれに加えて、体が動きやすいように工夫した単純なパターンを使った。その上で、イヴの芸術的でエレガントなデザインに、ストリートファッションやスポーツウエアの感覚を加えて再構成したため、今回のコレクションは極めて現代的なセンスにもあふれて見える結果となった。写真は、新作を披露するモデル。(c)AFP/PIERRE VERDY
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■イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)
今回の会場は現代美術館のあるポンピドーセンター。02年1月にイヴの最後のオードクチュールのショーもここで開かれた。大がかりなサンローラン展も開かれたことがあり、このブランドとはゆかりの深い場所だ。この会場で今回、サンローランの優れた遺産をまさに今風によみがえらせたような美しいコレクションが開かれた。
トラペーズ(台形型)のシックな紺ウールのショートコート、大きなリボンがついた黒のベアショルダーのドレス。端正な黒いスモッキング、イヴが禁を破って女性服に初めて持ち込んだパンツスーツ……。どれもが秀逸なカッティングと黒を基調としたシックな色使いで、最近の新作としてはまれなくらいの美しさに輝いて見えた。そしてもちろん、02年の最後の回顧ショーとそこに登場したイヴの姿を思い出させた。
デザイナーのステファノ・ピラーティ(Stefano Pilati)は今回のコレクション作りを、単純なパターンと入念なカッティング、そしてかつて「黒は一色ではなくて、たくさんの影がある」とイヴが言ったように、黒の多彩な色使いで表現してみせた。ピラーティはそれに加えて、体が動きやすいように工夫した単純なパターンを使った。その上で、イヴの芸術的でエレガントなデザインに、ストリートファッションやスポーツウエアの感覚を加えて再構成したため、今回のコレクションは極めて現代的なセンスにもあふれて見える結果となった。写真は、新作を披露するモデル。(c)AFP/PIERRE VERDY