<第79回アカデミー賞>授賞式視聴率3%アップも、ドラマ性に欠けると厳しい評価 - 米国
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【ロサンゼルス/米国 27日 AFP】26日の予備調査によると、今年のアカデミー賞授賞式の視聴率はわずかに伸びを見せた。特にコメディアンのエレン・デジェネレス(Ellen DeGeneres)が司会を務めたことから、女性の視聴者が多かったようだ。
■視聴率3ポイントアップ
テレビ視聴率調査などで有名な企業「ニールセン・メディア・リサーチ(Nielsen Media Research)」が発表した数値によると、今年のアカデミー賞授賞式は昨年よりも3ポイント多い視聴率を獲得し、視聴者総数は3890万人から100万人多い3990万人に増えたという。
普段からトークショーの司会者を務めるデジェネレスは特に女性の間で人気が高い。今回のアカデミー賞授賞式では18歳から34歳の女性が15%、18歳から49歳の女性が全体視聴率の6%を占めた。また、今年のアカデミー賞授賞式に関する番組は、今シーズン放映されたどのエンターテインメント番組よりも高い視聴率を記録している。最終的な調査結果は、間もなく発表される予定。
■ドラマ性がないと厳しい批評
近年では視聴率が大幅に低下していたアカデミー賞授賞式。ジョン・スチュワート(Jon Stewart)が司会を務めた昨年は、1998年以来2番目に低い視聴率となった。しかしながらコメディー俳優のクリス・ロック(Chris Rock)が司会を務めた2004年、2005年は共に4210万人、4350万人と視聴者の獲得に成功している。
このように高視聴率は記録したものの、今年のアカデミー賞について米国のメディアは、デジェネレスは真剣さに欠け、授賞式にはドラマがなかったと厳しい批評を行っている。地元のリポーターは、授賞式の間デジェネレスが取った突飛な振る舞いが「時にくだらなさすぎる」と伝えるとともに、マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)監督の「ディパーテッド(The Departed)」が、作品賞を受賞しただけに終わってしまった今回のアカデミー賞は大して心に残るものではなかった、と感想を述べた。
「普通ならアカデミー賞には、一つか二つは忘れられない名シーンがあるものですが、今年の授賞式では、今後のクリップ映像に使われそうな場面は何一つなかったですね」とメディアは伝えた。
■ぱっとしない結果?
映画雑誌「バラエティ(Variety)」も、デジェネレスの司会について厳しいコメントを載せている。
「今年のアカデミー賞授賞式は、結局エレン・デジェネレスのおきまりのギャグのせいでぱっとしない形で終わってしまったのでは。映画界最大のこのアカデミー賞がこのような味気ないものでは良くないだろう」と、同誌の読者は意見を寄せている。
写真は25日に開催された第79回アカデミー賞授賞式でトロフィーを手にする受賞者たち。(c)AFP/Gabriel BOUYS