【ニューヨーク/米国 27日 AFP】映画『タイタニック(Titanic)』で知られる米映画監督ジェームズ・キャメロン(James Cameron)らが26日、ニューヨークで記者会見を開き、イエス・キリストとその家族のものだとされる棺を根拠に、イエスに妻と子が存在した可能性を示唆したドキュメンタリー番組を製作したことを発表。会見ではイエス・キリストとマグダラのマリアとされる2基の棺を公開した。

根拠とされている棺は、1980年にイスラエル南部のタルピオットにある約2000年前の墓所で発見された。見つかった10基のうち5つに「イエス(Jesus)」「マグダラのマリア(Mary Magdalene)」「ヨセフ(Joseph)」「マタイ(Matthew)」「マリア(Mary)」と、新約聖書の重要人物と解釈できる名前が刻まれていた。さらに「イエスの息子ユダ(Judah son of Jesus)」と刻まれたものも発見されたことなどから「イエスはマグダラのマリアと結婚し、そしてその間にユダ(Judah)という名の子をもうけた」という可能性を主張した。

米国やイスラエルの宗教関係者からは既に多くの批判の声が上がっているが、キャメロン監督は「我々がキリスト教を貶めようとしていると彼らは非難するだろうが、全くそんなことはない。むしろこの調査結果は、彼ら(イエスとその家族)が実在したことを祝福している」とコメントした。

『イエスの失われた墓(The Lost Tomb of Jesus)』と題されたこのドキュメンタリー番組は、ディスカバリーチャンネル(Discovery Channel)にて3月4日に全米放送される。

写真は会見の様子。(c)AFP/Stan HONDA