【バグダッド/イラク 26日 AFP】体調不良を訴え、ヨルダンで検査を受けたジャラル・タラバニ(Jalal Talabani )イラク大統領(74)の健康状態について、大統領官邸は26日「極度の疲労と脱水症状がみられるが、元気で命に別状はない」と発表した。

 クルド人独立派武装勢力、クルド愛国同盟(PUK)出身のタラバニ大統領は25日に不調を訴え、イラク北部の自宅からヨルダンの首都アンマン(Amman)に移送され、フセイン国王医療センターで検査を受けた。

 バグダッドの官邸によると、重要臓器の状態はすべて良好だった。「最初の検査の結果では、容体は安定しており不安材料は何もない。極度の疲労によって水分を失い、脱水症状を生じた。さらに精密検査を行うが、随伴者らによると大統領は元気で、周囲の者と通常どおりに会話している」。

 官邸発表に先立ち、タラバニ氏の率いるPUKの幹部は大統領は腎臓に問題を抱えていると発言していたが、声明ではこの点について言及がなかった。また、米国在住の大統領の息子Qubad Talabani氏も米CNNテレビの取材に対し、「今朝、父と話したばかりで元気だった。心臓発作や脳卒中といった報道はまったく誤りで、単なる疲労だ」とし、深刻な健康問題の存在を否定した。

 写真は2006年8月に撮られたジャラル・タラバニ大統領。(c)AFP/POOL/KHALID MOHAMMED