【ロサンゼルス/米国 25日 AFP】毎年アカデミー賞授賞式前日に行われる、インディペンデント系の映画を対象とした「第22回インディペンデント・スピリット賞(22nd Annual Film Independent Spirit Awards)」が24日、ロサンゼルスで開催された。

第79回アカデミー賞(The 79th Academy Awards)作品賞最有力候補といわれる『リトル・ミス・サンシャイン(リトル・ミス・サンシャイン)』は見事、最優秀作品賞を獲得した上、最優秀監督賞、最優秀助演男優賞、処女脚本賞と、ノミネートされた4部門全ての賞を受賞した。

一方、主要5部門にノミネートされていた『ハーフ・ネルソン(Half Nelson)』は、惜しくも作品賞、監督賞、処女脚本賞を『リトル・ミス・サンシャイン』に譲るも、名演をみせた主演のライアン・ゴスリング(Ryan Gosling)とシャリーカ・エプス(Shareeka Epps)がそれぞれ最優秀主演男優賞と最優秀主演女優賞に輝いた。

その他、『Thank You For Smoking』が最優秀脚本賞を獲得、最優秀外国映画賞にはドイツのフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク(Florian Henckel von Donnersmarck)監督作品『善き人のためのソナタ(The Lives of Others、原題Das Leben der Anderen)』が輝いた。また、長年タッグを組んできた鬼才デビッド・リンチ(David Lynch)監督と女優のローラ・ダーン(Laura Dern)が特別栄誉賞を受賞した。

写真は、授賞式会場に登場する『リトル・ミス・サンシャイン』のプロデューサーら。(c)AFP/Getty Images Frazer Harrison