彗星探査機ロゼッタ、軌道修正のため火星に接近 - フランス
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【パリ/フランス 24日 AFP】 欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)の宇宙探査機「ロゼッタ(Rosetta)」が25日、火星の地表250キロまで接近し、その重力を利用して軌道修正を行う。
ロゼッタは、ESAなどが10億ユーロ(約1600億円)を投じて開発された彗星(すいせい)探査機。同機による宇宙探査は、距離と費用において史上最大規模とされている。
ロゼッタが打ち上げられたのは2004年3月。2014年には、地球から71億キロの位置でチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(Churyumov-Gerasimenko)にランデブーする計画となっている。その後、彗星の地表に冷蔵庫サイズの着陸機「フィラエ(Philae)」を投下、岩石の成分を調査を行う。
ロゼッタは、目的の彗星に接近を果たすため、探査機は地球と火星の引力を用いて速度や軌道などを変える重力アシスト「スイングバイ」を数回行う必要がある。今回の火星への接近も、このスイングバイを行うため。通常、スイングバイは探査機の加速を目的に行なわれるが、今回は減速するために行なわれる。
スイングバイは25日2時15分(グリニッジ標準時)、地球から見て火星の背面から開始される。このためロゼッタは、一時的に無線の使用が不可能な状態となる。また太陽の影になる13分間は2機の大型ソーラーパネルも使えなくなることから、搭載機器の大半の電源を切り、節電モードで電池からの電力のみに頼り航行することとなる。
今回のスイングバイについて、ESAのソーラシステム科学事業部、Gerhard Schwehm氏は、「2007年末に予定されている第2回目の地球でのスイングバイに向けて、ロゼッタを最適位置に軌道修正する必要があるからだ」と説明している。
ロゼッタが第1回目の地球でのスイングバイを行ったのは2005年。次回のスイングバイは探査機の加速のために行われる。
写真は、火星を背景に移動するロゼッタのイメージ画像。(c)AFP/ESA/C.CARREAU
ロゼッタは、ESAなどが10億ユーロ(約1600億円)を投じて開発された彗星(すいせい)探査機。同機による宇宙探査は、距離と費用において史上最大規模とされている。
ロゼッタが打ち上げられたのは2004年3月。2014年には、地球から71億キロの位置でチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(Churyumov-Gerasimenko)にランデブーする計画となっている。その後、彗星の地表に冷蔵庫サイズの着陸機「フィラエ(Philae)」を投下、岩石の成分を調査を行う。
ロゼッタは、目的の彗星に接近を果たすため、探査機は地球と火星の引力を用いて速度や軌道などを変える重力アシスト「スイングバイ」を数回行う必要がある。今回の火星への接近も、このスイングバイを行うため。通常、スイングバイは探査機の加速を目的に行なわれるが、今回は減速するために行なわれる。
スイングバイは25日2時15分(グリニッジ標準時)、地球から見て火星の背面から開始される。このためロゼッタは、一時的に無線の使用が不可能な状態となる。また太陽の影になる13分間は2機の大型ソーラーパネルも使えなくなることから、搭載機器の大半の電源を切り、節電モードで電池からの電力のみに頼り航行することとなる。
今回のスイングバイについて、ESAのソーラシステム科学事業部、Gerhard Schwehm氏は、「2007年末に予定されている第2回目の地球でのスイングバイに向けて、ロゼッタを最適位置に軌道修正する必要があるからだ」と説明している。
ロゼッタが第1回目の地球でのスイングバイを行ったのは2005年。次回のスイングバイは探査機の加速のために行われる。
写真は、火星を背景に移動するロゼッタのイメージ画像。(c)AFP/ESA/C.CARREAU