【ウィーン/オーストリア 24日 AFP】国際原子力機関(IAEA)のモハメド・エルバラダイ(Mohamed ElBaradei)事務局長は23日、イランの核問題について追加制裁の発動が叫ばれる中、「(同国が)交渉のテーブルに戻る余地は残されている」との見解を述べた。

 エルバラダイ事務局長は記者団に対し、「イラン核問題の解決は対話によることが望ましい。この考え自体は否定されているわけではない」と強調。

 また、対話重視の姿勢を示す一方で「細部を詰める必要がある」と述べ、「今後数週間、国際社会は国連安全保障理事会(UN Security Council)を通じ、イランとの対話の再開に向けて行動する」との見通しを語った。

 国連安全保障理事会は2006年12月23日、イランに対して限定的な制裁措置を発動、ウラン濃縮活動の凍結を要求する決議案を採択した。しかし、イランは安保理の設定した停止期限までにウラン濃縮活動の凍結に応じなかったとする報告書がIAEAによって22日、提出されていた。

 写真は、テヘラン(Tehran)南方約420キロメートルの、イスファハン(Isfahan)の核関連施設(2月3日撮影)。(c)AFP/BEHROUZ MEHRI