ヘンリー王子のイラク派遣確実に、国内には憂慮の声も - 英国
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<イラク派遣決定 ヘンリー王子が「大人」になるまで>
【ロンドン/英国 23日 AFP】英国防省は22日、チャールズ皇太子と故ダイアナ元妃の二男で王位継承順位3位のヘンリー王子(Prince Harry、22)が、今春にも陸軍士官としてイラクへ派遣されると発表した。王室から戦地に派遣されるのは、ヘンリー王子の叔父にあたるアンドルー王子がフォークランド紛争下の1982年に海軍のヘリコプター操縦士として従軍して以来、25年ぶり。
ヘンリー王子が所属するブルーズ・アンド・ロイヤルズ騎兵連隊(Blues and Royals regiment)は、5-6月にイラクに派遣され、約6か月間駐留する。王子は、4台の装甲偵察軽戦車と12人の部下を統率する部隊指揮官の任にあたる。
同連隊によると、王子はイラクへの派遣が決まったことに「大喜び」しているという。王子は「特別扱い」に反発して、「紛争地帯の前線に派遣されなければ除隊されることも辞さない」との意向を上官に伝えたと報じられたこともある。2005年には「わざわざサンドハースト陸軍士官学校(陸軍の士官養成機関)に入学して、仲間が母国のために戦っている時にここでぶらぶらしていたくはない」と発言している。
祖母のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)も、本人の希望を尊重して前線に行かせるべきだと主張していた。
英国政府は前日の21日に、イラクに駐留する部隊を数か月以内に1600-5500人削減すると発表したばかり。
トニー・ブレア(Tony Blair)首相は、今回の発表を受け、「いかにも王子らしい。彼は非常に勇敢でしかも決意が固い。彼の特性といってもいいだろう」と賛辞を寄せた。
各メディアが「王子は特殊空挺部隊(SAS)の偵察隊に配属される」との見方を示す一方、現地武装勢力の格好の標的となる可能性を憂慮する声も上がっている。
国防省と王室は、王子には「懸賞金がかけられる可能性がある」とした上で、王子の軍務関連記事には武装勢力が王子の居場所を知る「潜在的な危険」があるとして、一連の報道を控えるよう求めた。
王子は前月、基礎アラビア語、地雷の回避、巡回方法などのスキルを習得する2日間のトレーニングコースに参加している。
王子は2005年、友人の仮装パーティーでナチス・ドイツの制服を着用して出席していたことから、国際的な批判を浴びた。また、イートン・カレッジ時代には大麻を吸っていたことを本人も認めている。
兄のウィリアム王子(Prince William)は、ヘンリー王子と同じ連隊に所属しており、現在は部隊長になる訓練を行っている。
王室によると、王子を前線に派遣するかどうかは、王子の軍事演習が終了する今年度後半に決定されるという。ただし、王位継承予定者は危険な任務につかないのが慣例で、前線派遣はないだろうというのが大方の見方である。
写真は2006年3月、キプロス(Cyprus)で行われた軍事訓練に参加したヘンリー王子(英国防省提供)。(c)AFP/Corporal Ian Holding / RLC / MINISTRY OF DEFENCE HANDOUT
<イラク派遣決定 ヘンリー王子が「大人」になるまで>
ヘンリー王子が所属するブルーズ・アンド・ロイヤルズ騎兵連隊(Blues and Royals regiment)は、5-6月にイラクに派遣され、約6か月間駐留する。王子は、4台の装甲偵察軽戦車と12人の部下を統率する部隊指揮官の任にあたる。
同連隊によると、王子はイラクへの派遣が決まったことに「大喜び」しているという。王子は「特別扱い」に反発して、「紛争地帯の前線に派遣されなければ除隊されることも辞さない」との意向を上官に伝えたと報じられたこともある。2005年には「わざわざサンドハースト陸軍士官学校(陸軍の士官養成機関)に入学して、仲間が母国のために戦っている時にここでぶらぶらしていたくはない」と発言している。
祖母のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)も、本人の希望を尊重して前線に行かせるべきだと主張していた。
英国政府は前日の21日に、イラクに駐留する部隊を数か月以内に1600-5500人削減すると発表したばかり。
トニー・ブレア(Tony Blair)首相は、今回の発表を受け、「いかにも王子らしい。彼は非常に勇敢でしかも決意が固い。彼の特性といってもいいだろう」と賛辞を寄せた。
各メディアが「王子は特殊空挺部隊(SAS)の偵察隊に配属される」との見方を示す一方、現地武装勢力の格好の標的となる可能性を憂慮する声も上がっている。
国防省と王室は、王子には「懸賞金がかけられる可能性がある」とした上で、王子の軍務関連記事には武装勢力が王子の居場所を知る「潜在的な危険」があるとして、一連の報道を控えるよう求めた。
王子は前月、基礎アラビア語、地雷の回避、巡回方法などのスキルを習得する2日間のトレーニングコースに参加している。
王子は2005年、友人の仮装パーティーでナチス・ドイツの制服を着用して出席していたことから、国際的な批判を浴びた。また、イートン・カレッジ時代には大麻を吸っていたことを本人も認めている。
兄のウィリアム王子(Prince William)は、ヘンリー王子と同じ連隊に所属しており、現在は部隊長になる訓練を行っている。
王室によると、王子を前線に派遣するかどうかは、王子の軍事演習が終了する今年度後半に決定されるという。ただし、王位継承予定者は危険な任務につかないのが慣例で、前線派遣はないだろうというのが大方の見方である。
写真は2006年3月、キプロス(Cyprus)で行われた軍事訓練に参加したヘンリー王子(英国防省提供)。(c)AFP/Corporal Ian Holding / RLC / MINISTRY OF DEFENCE HANDOUT
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