【神奈川 21日 AFP】20日から来日しているディック・チェイニー(Dick Cheney)米副大統領は21日、神奈川県の米海軍横須賀基地を訪問した。基地で演説したチェイニー副大統領は、日本政府に対してイラクとアフガニスタンにおける「対テロ戦争」における支援に謝意を述べるとともに、日米関係が「これまでになく良好である」ことを強調した。

 副大統領は、「民主国家である日米両国は、国際社会に対するそれぞれの義務をよく理解している。義務を果たす上では困難と危険が伴うが、われわれはそれを承知している」と述べた。さらに、「われわれは同盟国以上の関係だ。米国は、日本を『親友の中の親友』と呼べることを誇りに思う」と、蜜月関係をアピールした。

 副大統領はさらに、世論調査では米軍のイラクからの撤退を求める声は高まっているものの、「米国民は撤退を支持していない」と言い切った。「ミッションを正しく完了させ、そして名誉をもって帰還することをわれわれは望んでいる」

 副大統領はこのあと、グアムの米軍基地とオーストラリアを訪問する予定。副大統領は、訪問の目的を「大統領の感謝の気持ちを米国最大の同盟国である日本とオーストラリアに伝えるとともに、アジア太平洋地域における米国の責務を再確認するため」と語った。

 前週の北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の合意を受けての今回の来日となったが、合意内容への直接的な言及はなく、「米国は、アジア太平洋地域内で大量破壊兵器の移転・拡散がないよう充分監視する」と強調するにとどまった。

 写真は21日、米海軍横須賀基地で演説をするチェイニー副大統領。(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA