ワーナー・ミュージック、再びEMI買収への動き - 英国
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【ロンドン/英国 20日 AFP】米音楽大手のワーナー・ミュージック・グループ(Warner Music Group)は20日、英同業のEMIに対し前月、買収を検討していると伝えたことを明らかにした。EMI側も同日、打診を受けたことを認めた。
ワーナーの声明によると、同社は1月24日、EMIの全株を取得する方針を同社に通達したという。
「ワーナーとしては、戦略面、商業面および財政面から、2社の統合は切実な論理を伴っており、両社の株主利益を最大化できると考えている」
また、この買収提案に対し、独立系音楽出版社レコード会社協会(Independent Music Publishers and Labels Association)の支持を取り付けたと発表。買収が成立した場合、独立系レーベルが集まって立ち上げたライセンス会社、Merlinが唱導するデジタル著作権管理システムに出資すると述べた。
一方のEMIは、ワーナーの提案が「規制、経営の両面からリスク要因に特別に配慮した」手堅い提案であるかどうかを検討するとコメントした。これらの情報を受けて、ロンドン市場ではEMI株が急騰した。
■ソニーBMGの問題が影響する可能性も
両社は2006年、互いに買収提案を出し、拒否。その後、7月に欧州司法裁判所の第1審裁判所が、ソニー(Sony)と独BMGの音楽事業の統合を承認した欧州委員会(European Commission)の判断を無効とする判決を下したことから、様子見の姿勢に転じていた。ソニーBMGは判決を不服として上告しており、結論は3月1日に出ると予想される。
英証券会社のNumis Securitiesは、「ワーナーはEMIの引受先としてますますふさわしい存在となりつつある。ただ、ソニーBMGに対する最終的な司法判断が下されていない現状では、正式な株式公開買い付けの実施に至るかは不透明だ」と分析する。
EMIとワーナーの統合による資産価値は25億ポンド(約5800億円)相当と見られ、統合が実現すれば、米ユニバーサル・ミュージック(Universal Music)、ソニーに次ぐ世界第3位の巨大音楽企業が誕生する。両社にはコールドプレイ(Coldplay)、マドンナ(Madonna)、エリック・クラプトン(Eric Clapton)、エミネム(Eminem)、シザー・シスターズ(Scissor Sisters)などが所属している。
写真はワーナー・ミュージックのロゴ(2006年9月6日撮影)。
ワーナーの声明によると、同社は1月24日、EMIの全株を取得する方針を同社に通達したという。
「ワーナーとしては、戦略面、商業面および財政面から、2社の統合は切実な論理を伴っており、両社の株主利益を最大化できると考えている」
また、この買収提案に対し、独立系音楽出版社レコード会社協会(Independent Music Publishers and Labels Association)の支持を取り付けたと発表。買収が成立した場合、独立系レーベルが集まって立ち上げたライセンス会社、Merlinが唱導するデジタル著作権管理システムに出資すると述べた。
一方のEMIは、ワーナーの提案が「規制、経営の両面からリスク要因に特別に配慮した」手堅い提案であるかどうかを検討するとコメントした。これらの情報を受けて、ロンドン市場ではEMI株が急騰した。
■ソニーBMGの問題が影響する可能性も
両社は2006年、互いに買収提案を出し、拒否。その後、7月に欧州司法裁判所の第1審裁判所が、ソニー(Sony)と独BMGの音楽事業の統合を承認した欧州委員会(European Commission)の判断を無効とする判決を下したことから、様子見の姿勢に転じていた。ソニーBMGは判決を不服として上告しており、結論は3月1日に出ると予想される。
英証券会社のNumis Securitiesは、「ワーナーはEMIの引受先としてますますふさわしい存在となりつつある。ただ、ソニーBMGに対する最終的な司法判断が下されていない現状では、正式な株式公開買い付けの実施に至るかは不透明だ」と分析する。
EMIとワーナーの統合による資産価値は25億ポンド(約5800億円)相当と見られ、統合が実現すれば、米ユニバーサル・ミュージック(Universal Music)、ソニーに次ぐ世界第3位の巨大音楽企業が誕生する。両社にはコールドプレイ(Coldplay)、マドンナ(Madonna)、エリック・クラプトン(Eric Clapton)、エミネム(Eminem)、シザー・シスターズ(Scissor Sisters)などが所属している。
写真はワーナー・ミュージックのロゴ(2006年9月6日撮影)。