【マドリード/スペイン 20日 AFP】2週間前にスペイン・美人コンテストで優勝した女性がその後、1児の母であったという理由から資格外としてタイトルを取り消された。この事件を巡って、左翼グループや政府の女性機関の間で批判が高まっている。

■女性差別訴え、タイトル剥奪を阻止

 タイトルを剥奪された22歳のアンヘラ・ブスティージョ(Angela Bustillo)さんは、北スペインのカンタブリア(Cantabria)地方で開催されたミス・カンタブリアコンテストの主催者を訴える姿勢だ。同じ主催者が開催しているミスター・カンタブリアコンテストの参加者はこのような制限を受けていないことから、妊娠した女性や、子供を持つ女性をコンテストの参加者から除外しようとするこの規則は、女性に対する差別である、とブスティージョさんは言う。

 「この規則が何を言いたがっているのかは大体分かるけれど、たぶん1970年頃に設けられた決まりで、その後ずっと更新されていないのではないでしょうか。このような時代に合わない規則を今も守らなければならないなんて、不条理です。」と、述べた彼女は今までにも数回同コンテストに参加してきた。

■今回の決定を無効に!

 スペインの与党である社会労働党は「このような性差別行為は無くすべきだ。」と述べている。また、労働省の支局である女性局(Women's Institute)はこの決定を無効とするよう主張している。

 「子供を持つことが身体や思考、そして仕事に制約を与えることはありません。このような概念は差別問題として扱われるべきです。」という声明を出した。しかしながら、同コンテストを主催したプロプルソラ・モンタネッサ(Propulsora Montanesa)社は、この規則は国際レベルで開催されている「ミス・スペイン(Miss Spain)」や「ミスター・スペイン(Mister Spain)」などのコンテストで適用されているものと同じである、と反論している。

 規則が示すところによると、子供を持つ男性がコンテストへの出場を認められているのは、「優勝者の義務であるパレードへの参加や移動を妨げ得る、身体的変化を伴わないため」だという。写真は、英国・ロンドンにて撮影。(c)AFP/CHRISTIES AUCTION HOUSE