仏大統領、クリント・イーストウッド氏を絶賛 レジオン・ドヌール賞授与 - フランス
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【パリ/フランス 20日 AFP】米国のベテラン俳優で、ハリウッド一の監督、クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)がフランスの名誉賞である「レジオン・ドヌール」をフランスのジャック・シラク(Jacques Chirac)大統領から受け取った。
エリゼ宮殿の庭園内で行われたセレモニーに登場した76歳のイーストウッド氏は、グレーのスーツに身を包み、妻のディナ(Dina)さんと10歳の娘モルガン(Morgan)ちゃん、カイル(Kyle)君に付き添われた。
■『ハリウッド一称えられるべき人物』と絶賛
「この表彰は、俳優としての素晴らしい才能と世界の映画界において最も重要な地で監督として活躍している貴方の能力をフランスが称えるということです。フランスから、親愛なるクリント・イーストウッド氏、貴方をハリウッド一称えられるべき人物であるとして表彰する。」と、シラク大統領は述べた。
映画界における貢献はもちろんだが、同氏は「硫黄島からの手紙」など近年の作品において反戦的スタンスを取っていることも、名誉に値するとシラク氏は絶賛する。この作品について、「ヒューマニズムについての素晴らしい教訓を与えてくれる。平和主義を掲げ弁論に留まるのではなく、単純な思考や強要によって導かれた姿勢が行き詰まらずにはいられないという事実を再確認させてくれる。」と評価している。
■強さと弱さを併せ持った米国の複雑さを映画で表現
イーストウッド氏は、米国のイラク侵攻に対する反対姿勢を公に示している。2003年、フランス大統領と同国政府はこの政策をなんとか防ごうとしたものの、米国は侵攻を行い、最終的には戦争を招く結果となってしまった。
硫黄島の戦いについての2作のうち、今回の作品は2つ目のもの。1作目の『父親たちの星条旗』は1945年の太平洋戦での米軍側の視点から描いたものだ。この対戦で2万人以上の日本人と、7000人近くのアメリカ人が犠牲となった。
映画「硫黄島からの手紙」は、ストーリー中に日本語が使われており、アメリカGISと戦う日本軍の視点で第二次世界大戦を描き、一躍話題となった作品である。また、今年のアカデミー映画、監督賞の主要候補としても注目を集めている。
■フランス映画も手がけたいとコメント
「私にとってフランスは第2の故郷のようなものです。」と、イーストウッド氏。また、近年監督を務めた作品についてインタビューを受けた際、「日本の監督になるのはもうこれで終わりですね。いつかはフランスの監督になるべくフランス映画を手掛けてみたいんです。」と、少しおどけた様子で述べた。
写真は2月17日に開催された表彰式の様子。仏大統領ジャック・シラク氏(Jacques Chirac、右)とクリント・イーストウッド氏(Clint Eastwood、左)。(c)AFP/REMY DE LA MAUVINIERE
エリゼ宮殿の庭園内で行われたセレモニーに登場した76歳のイーストウッド氏は、グレーのスーツに身を包み、妻のディナ(Dina)さんと10歳の娘モルガン(Morgan)ちゃん、カイル(Kyle)君に付き添われた。
■『ハリウッド一称えられるべき人物』と絶賛
「この表彰は、俳優としての素晴らしい才能と世界の映画界において最も重要な地で監督として活躍している貴方の能力をフランスが称えるということです。フランスから、親愛なるクリント・イーストウッド氏、貴方をハリウッド一称えられるべき人物であるとして表彰する。」と、シラク大統領は述べた。
映画界における貢献はもちろんだが、同氏は「硫黄島からの手紙」など近年の作品において反戦的スタンスを取っていることも、名誉に値するとシラク氏は絶賛する。この作品について、「ヒューマニズムについての素晴らしい教訓を与えてくれる。平和主義を掲げ弁論に留まるのではなく、単純な思考や強要によって導かれた姿勢が行き詰まらずにはいられないという事実を再確認させてくれる。」と評価している。
■強さと弱さを併せ持った米国の複雑さを映画で表現
イーストウッド氏は、米国のイラク侵攻に対する反対姿勢を公に示している。2003年、フランス大統領と同国政府はこの政策をなんとか防ごうとしたものの、米国は侵攻を行い、最終的には戦争を招く結果となってしまった。
硫黄島の戦いについての2作のうち、今回の作品は2つ目のもの。1作目の『父親たちの星条旗』は1945年の太平洋戦での米軍側の視点から描いたものだ。この対戦で2万人以上の日本人と、7000人近くのアメリカ人が犠牲となった。
映画「硫黄島からの手紙」は、ストーリー中に日本語が使われており、アメリカGISと戦う日本軍の視点で第二次世界大戦を描き、一躍話題となった作品である。また、今年のアカデミー映画、監督賞の主要候補としても注目を集めている。
■フランス映画も手がけたいとコメント
「私にとってフランスは第2の故郷のようなものです。」と、イーストウッド氏。また、近年監督を務めた作品についてインタビューを受けた際、「日本の監督になるのはもうこれで終わりですね。いつかはフランスの監督になるべくフランス映画を手掛けてみたいんです。」と、少しおどけた様子で述べた。
写真は2月17日に開催された表彰式の様子。仏大統領ジャック・シラク氏(Jacques Chirac、右)とクリント・イーストウッド氏(Clint Eastwood、左)。(c)AFP/REMY DE LA MAUVINIERE