【ロンドン/英国 18日 AFP】ロンドン東部で17日、男性が銃で撃たれ死亡しているのが発見された。ここ数週間、相次ぐ銃犯罪により、同市南部では10代の若者3人が死亡しており、ロンドン市警(Scotland Yard)は、これら事件について捜査するさなか、銃声があったとの通報を受け、現地時間の午前5時34分にハックニー(Hackney)地区の路上に倒れている男性を発見したと伝えた。

 被害者は20代の黒人男性で、発見後すぐに病院へ運ばれたが、直後に死亡した。また、容疑者と見られる黒人男性2人が事件現場から走り去るのが目撃されており、現在、行方を捜査中。事件を目撃したという同地区の住民は「残忍な殺人だった。3人の男は自動車の中にいた男性に向けて銃を発砲し、その男性が地面へ突っ伏すと、さらに至近距離から2発ほど放ち、自慢げに立ち去っていった」と述べている。

 一連の事件は、特殊部隊「オペレーション・トライデント(Operation Trident)」によって捜査が進められる。同特殊部隊は、市内の黒人社会にはびこる銃犯罪対策として設置されたもの。

 これらの発砲事件について、トニー・ブレア(Tony Blair)首相は16日、「ギャング集団や銃、薬物などを掃討するため、数日以内に対策を展開する」と述べており、武装警察隊は、ロンドン南部の警戒地域などのパトロールを強化している。

写真は16日、同市南部クラパム(Clapham)に位置する殺害された少年の自宅近辺を捜査する科学捜査員。(c)AFP/LEON NEAL