【パリ/フランス 17日 AFP】米映画監督デヴィッド・クローネンバーグ(David Cronenberg)が、自身の1986年の大ヒット映画「ザ・フライ(The Fly)」を来年オペラ化することが、パリのシャトレー劇場(Le Theatre du Chatelet)とロサンゼルス・オペラ(Los Angeles Opea)両方の発表で明らかになった。

■映画人たちの新たな試み

 オペラ版「ザ・フライ」はオペラデビューを飾るクローネンバーグにより監督され、三大テノールの一人であるスペイン人テノール歌手のプラシド・ドミンゴ(Placido Domingo)が指揮を務めるという。

 同オペラの音楽は映画版のサントラを担当した、カナダ人作曲家ハワード・ショア(Howard Shore)が手掛ける。

 「完全に新しいものです」ショアは会見で述べた。

 ショアはこれまで、ジェフ・ゴールドブラム(Jeff Goldblum)主演のSFホラー映画である同作を始め、「羊達の沈黙(The Silence of The Lambs)」や「アビエイター(Aviator)」など60以上の映画音楽を手掛けてきた。

 しかし、2008年7月にプレミア上演を迎える予定の今回のオペラ版「ザ・フライ」はショアにとって初のオペラ作曲となる。

 「現代の偉大な作曲家にオペラの作曲をする機会を与えるのは、舞台監督と我々の義務です。」ドミンゴは語った。

 オペラ「ザ・フライ」は2008年7月2日から12日までパリで上演され、その後9月7日にロサンゼルスでオープニングを迎える。

 写真は2005年10月19日、映画「ヒストリー・オブ・バイオレンス(A History of Violence)」のフォトコールに出席した際のクローネンバーグ。(c)AFP/DAMIEN MEYER