<第57回ベルリン国際映画祭>「リトル・ダンサー」ジェイミー・ベル最新主演作上映 - ドイツ
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【ベルリン/ドイツ 17日 AFP】8日から18日まで開催される、第57回ベルリン国際映画祭(The 57th Berlin International Film Festival、Berlinale)で16日、「リトル・ダンサー(Billy Elliot)」で主人公のビリー・エリオットを演じたジェイミー・ベル(Jamie Bell)主演の英国映画「Hallam Foe」の上映会&フォトコールが開催された。
■「リトル・ダンサー」スターの新たな挑戦
同作品は、母親の自殺以来、人々と距離を置き、遠くから見つめるようになった、問題を抱えながらも、機知に富む青年が主人公。
この役作りのためにベルはニューヨークで下着姿の人々を覗き見したという。
「覗き見は沢山したし、ニューヨーク街の人々をスパイしてたんだ。この会見の直後逮捕されるかも知れないね」ベルは記者らに語った。
現在20歳のベルは双眼鏡を買い、若干個人的な楽しみも含めて、多くの人を覗いていたという。
「標的になった人は2人いたんだ。そのうちの一人は毎日午後6時頃にスーツで家に帰ってくる男の人だった。明らかにビジネスマンか何かだったんだけど、タイトなパンツ以外服は全部脱いで、膝の上に犬を乗せてテレビを観るんだ。だから僕は彼のことをミスター・タイト・パンツって呼んでたよ」
自身の生い立ちと重なる設定の「リトル・ダンサー」で、イングランド北部、炭鉱の町で偏見を背にバレエダンサーを目指す少年を演じ、ベルは一躍有名になった。
「イングランド北東部は本当にマッチョで厳ついところなんだ。バス停まで歩いて、バレエシューズは誰にも見られないようにをパンツの中に隠してたよ」
「猟人日記(Young Adam)」が賞賛されたスコットランド人監督デヴィッド・マッケンジー(David Mackenzie)が手掛ける今回の映画で、ベルはまた新たなアウトサイダーを演じる。
同映画祭でも暖かい反応を得た本映画の舞台はほとんどがスコットランドになっており、かなりの部分はエディンバラのランドマーク、カレドニアン・ホテル(Caledonian Hotel)で撮影された。
ベル演じる主人公は愛する人をひそかに見つめるため、ロマンティックなエディンバラで建物の屋上に潜む。
ベルは高所とセックス・シーンの撮影には慎重だったと認める。
「初めて映画でそういうシーンを演じる者にとっては、かなりきつかったよ。信じられないくらい気分がなえる経験だった。カメラが止まったら、愛し合ってるときの緊張した表情から、普通に戻って、『大丈夫だった?ちゃんとしたところ触った?』なんて聞くんだからさ」
マッケンジー監督はピーター・ジンクス(Peter Jinks)作の小説を基にした「Hallem Foe」の脚本をインターネット上に公開し、コメントが寄せられることを期待していた。しかしながら結果は残念なものになった。
「長続きはしませんでした。人は脚本を見るということに慣れていないんです...だから、面白い反応は大して得られませんでした」
■イーストウッドとの仕事
「父親たちの星条旗(Flags of Our Fathers)」にも出演したベルは、クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)との仕事は、温かみがあって、低予算だったマッケンジーとの映画作りの経験とは全く違ったという。
「イーストウッドはそんなに出演者と接しないんだ。ある特定の理由のために俳優を雇ってるって感じだね。だから、台詞を言って、それがうまくいけば、役者はその後ゴルフにでも行くんだよ」
本作品が出品されているコンペ部門では、22の作品が最高賞である金熊賞(Golden Bear)を狙う。
写真はフォトコールに登場したジェイミー・ベル。(c)AFP/JOHN MACDOUGALL
■「リトル・ダンサー」スターの新たな挑戦
同作品は、母親の自殺以来、人々と距離を置き、遠くから見つめるようになった、問題を抱えながらも、機知に富む青年が主人公。
この役作りのためにベルはニューヨークで下着姿の人々を覗き見したという。
「覗き見は沢山したし、ニューヨーク街の人々をスパイしてたんだ。この会見の直後逮捕されるかも知れないね」ベルは記者らに語った。
現在20歳のベルは双眼鏡を買い、若干個人的な楽しみも含めて、多くの人を覗いていたという。
「標的になった人は2人いたんだ。そのうちの一人は毎日午後6時頃にスーツで家に帰ってくる男の人だった。明らかにビジネスマンか何かだったんだけど、タイトなパンツ以外服は全部脱いで、膝の上に犬を乗せてテレビを観るんだ。だから僕は彼のことをミスター・タイト・パンツって呼んでたよ」
自身の生い立ちと重なる設定の「リトル・ダンサー」で、イングランド北部、炭鉱の町で偏見を背にバレエダンサーを目指す少年を演じ、ベルは一躍有名になった。
「イングランド北東部は本当にマッチョで厳ついところなんだ。バス停まで歩いて、バレエシューズは誰にも見られないようにをパンツの中に隠してたよ」
「猟人日記(Young Adam)」が賞賛されたスコットランド人監督デヴィッド・マッケンジー(David Mackenzie)が手掛ける今回の映画で、ベルはまた新たなアウトサイダーを演じる。
同映画祭でも暖かい反応を得た本映画の舞台はほとんどがスコットランドになっており、かなりの部分はエディンバラのランドマーク、カレドニアン・ホテル(Caledonian Hotel)で撮影された。
ベル演じる主人公は愛する人をひそかに見つめるため、ロマンティックなエディンバラで建物の屋上に潜む。
ベルは高所とセックス・シーンの撮影には慎重だったと認める。
「初めて映画でそういうシーンを演じる者にとっては、かなりきつかったよ。信じられないくらい気分がなえる経験だった。カメラが止まったら、愛し合ってるときの緊張した表情から、普通に戻って、『大丈夫だった?ちゃんとしたところ触った?』なんて聞くんだからさ」
マッケンジー監督はピーター・ジンクス(Peter Jinks)作の小説を基にした「Hallem Foe」の脚本をインターネット上に公開し、コメントが寄せられることを期待していた。しかしながら結果は残念なものになった。
「長続きはしませんでした。人は脚本を見るということに慣れていないんです...だから、面白い反応は大して得られませんでした」
■イーストウッドとの仕事
「父親たちの星条旗(Flags of Our Fathers)」にも出演したベルは、クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)との仕事は、温かみがあって、低予算だったマッケンジーとの映画作りの経験とは全く違ったという。
「イーストウッドはそんなに出演者と接しないんだ。ある特定の理由のために俳優を雇ってるって感じだね。だから、台詞を言って、それがうまくいけば、役者はその後ゴルフにでも行くんだよ」
本作品が出品されているコンペ部門では、22の作品が最高賞である金熊賞(Golden Bear)を狙う。
写真はフォトコールに登場したジェイミー・ベル。(c)AFP/JOHN MACDOUGALL