<鳥インフルエンザ>モスクワ近郊でH5N1型発生か - ロシア
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【モスクワ/ロシア 17日 AFP】当局が16日に発表したところによると、モスクワ(Moscow)近郊で鳥インフルエンザにより家禽(かきん)数十羽が死んでいるのが発見され、飼育場の従業員ら数人が同インフルエンザの症状で入院した。
獣医学専門機関「Rosselkhoznadzor」の広報官、Alexei Alexeyenko氏はAFPの取材に対し、「死んだ家禽はモスクワ郊外のOdintsovoおよびDomodedovoで見つかった。鳥インフルエンザが原因だった」と述べた。死んだニワトリ、七面鳥、およびホロホロ鳥などは、2つの民間飼育場で飼われていたものだという。
また、モスクワ州のAlexei Panteleyev副知事はインタファクス通信に対し、飼育場の従業員らが鳥インフルエンザの症状を訴えて「入院した」と伝えているが、医師の診断については未発表としている。入院した患者数は明らかにされていない。
■モスクワ近郊で初のH5N1型か
今回発生したのが高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)であるかの見方は分かれており、国立獣医学機関は、17日午前中までに最終的な発表をするとしている。
一方、伝染病学者のGennady Onischenko氏は、「公営の獣医学研究機関」がすでに、インタファクス通信(Interfax news agency)に対して「H5N1型ウイルスが原因」と発表していると述べている。
H5N1型ウイルスは1月下旬、モスクワから1000キロ南の飼育場で確認されているが、今回のケースもH5N1型と確認されれば、モスクワ近郊における初めてのケースとなる。同型ウイルスの存在はアジアで2003年に初めて確認されて以来、人への感染は270例が報告され、1月末までに164人が死亡している。(c)AFP
写真は予防接種を施されるニワトリ(2006年4月5日撮影)。(c)AFP/INTERPRESS ALEXANDER DROZDOV