サドル師、シーア派幹部らにイラク出国を指示 - イラク
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【バグダッド/イラク 16日 AFP】バグダッドで駐留米軍とイラク軍による大規模な掃討作戦が開始される中、イスラム教シーア派(Shiite)指導者ムクタダ・サドル(Moqtada al-Sadr)師が同勢力幹部らに対し、イラクを離れるよう指示していたことが分かった。ジャラル・タラバニ(Jalal Talabani)大統領が15日に発表した声明で明らかにした。
声明の中で同大統領は「掃討作戦の開始にあたり、シーア派民兵組織マフディ軍(Mahdi army)幹部の大半がイラクを離れるようにとの指示を受けた」と述べた。
同声明によると、サドル師はバグダッドの治安回復を強く望み、同掃討作戦の成功を願っており、また、シーア派幹部がこの作戦に抵抗した場合、治安部隊がその人物を逮捕しても構わないとしている。
シーア派勢力は掃討作戦の展開中、活動を控える方針であると伝えられた。大統領の声明はこの報告を受けて発表されている。
米当局の「サドル師は現在イランに滞在中」との主張を受け、同師が米・イラク両軍によるバグダッドの共同掃討作戦を避けるため、イランに逃亡したとのうわさが広まっている。この件について、同大統領はヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相との会談後、「サドル師の所在地情報は得ていない」と述べている。
一方、マリキ首相の上層部側近、Sami al-Askari氏は、「サドル師は公式にイランに招待されており、テヘランに短期間滞在する予定」と発表している。
写真は、バグダッドのサドルシティー(Sadr City)で行われた追悼集会の際に行進するマフディ軍の兵士たち(2006年11月28日撮影)。(c)AFP/AHMAD AL-RUBAYE