バグダッド/イラク 16日 AFP】ヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相の側近、サミ・アスカリ(Sami al-Askari)氏は15日、イラク駐留米軍がイスラム教シーア派(Shiite)指導者ムクタダ・サドル(Moqtada al-Sadr)師のイラン滞在を発表したことについて、「同師のイラン訪問は短期的なもので、間もなくイラクに帰国予定である」と語った。

 これに先立ちシーア派側は「サドル師が1月にイラクを出国、現在はイランの首都テヘラン(Tehran)にいる」という米陸軍の情報を否定していた。

 アスカリ氏は、マリキ連立政権の有力母体であるサドル師支持派が米軍発表を否定していたことに対し、米軍の「不当な挑発」に乗る危険性があると警告、サドル師が「公式に」イランに招待されている事実も明らかにした。

 また同氏は「米国は、なぜサドル師派を挑発しなければならなかったのか。時として米国は思慮に欠けた行動をとることがある」と批判した。

 米軍のウィリアム・コールドウェル(William Caldwell)報道官は14日、サドル師がテヘランに出発したとする報道を確認し、同師がマフディ軍(Mahdi Army)への差し迫った弾圧から逃れたとのうわさが広まっていた。

 写真は、バグダッド南部の都市ナジャフ(Najaf)で、記者会見に臨むサドル師。(2006年7月31撮影)(c)AFP/QASSEM ZEIN