【バルセロナ/スペイン 14日 AFP】サッカー、スペイン・リーガエスパニョーラ1部のバルセロナ(Barcelona)に所属するサミュエル・エトー(Samuel Eto’o)は、11日に行われた第22節のラシン・サンタンデール(Racing Santander)戦で出場を拒んだとしてフランク・ライカールト(Frank Rijkaard)監督とロナウジーニョ(Ronaldinho)から批判を受け反論したことが、スペインのスポーツ紙の1面を飾った。

 ムンド・デポルティーボ(Mundo Deportivo)紙とアス(AS)紙は「エトーがダイナマイトでバルセロナを爆破」と見出しをつけ、またマルカ(Marca)紙は「バルセロナ爆発」と見出しをつけた記事を載せ、スペインのメディアはエトーロナウジーニョの対立が06-07シーズン終了後にどちらか一人がチームを去ることへ発展すると見ている。

■エトー和解へ

 しかし14日に行われた練習でエトーとロナウジーニョが抱擁を交わしたところが写真に収められ、二人の間に悪感情が無いように見えた。

 13日にラジオ局カデナ・セール(Cadena Ser)の深夜番組「エル・ラルゲーロ(El Larguero)」に出演したエトーは「私がライカールト監督は悪い人間だと言ったことは事実ではない。論争が好きな人がそう言いたいだけだ。私は憤慨したのではなく、私に対して言われたことに答えたに過ぎない」と語り、同曲が報道した「ライカールト監督は悪い人間」というコメントを否定した。

 2006年9月27日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(Champions league)でのヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)戦で膝の半月板を負傷して手術を行い、2007年2月4日に行われたオサスナ(CA Osasuna)戦でおよそ4ヵ月ぶりに復帰を果たしたエトーは、「手術を施した私の膝は他の選手が試合に出場するのにアップする時間より長い時間が必要で15分間のアップが必要なんだ」とラシン・サンタンデール戦で出場を拒んだ理由を同番組で明かした。

■チームは再び一つに

 またチームの主将を務めるカルレス・プジョル(Carles Puyol)は、「エトーのロナウジーニョに対する批判には誤解があったようだ。この話は私が立ち会いドレッシングルームで彼らは話し合いを持ち誤解を解いた。我々は来るべき難しい試合に今まで以上の堅い結束で臨まなくてはならない」とコメントし騒動が話し合いで解決されたことを明かした。

 騒動において悪い人間とされたライカールト監督は解決されたことに対し「それはいい知らせだ。これはチームが再びドレッシングルームで一つになったことを意味する、選手は互いをサポートし合うであろう」と語った。

■チームはエトーを罰せず

 チームはエトーが反論しクラブの内情が暴露されたがエトーを罰しないことを14日の夜に発表した。(c)AFP/CESAR RANGEL