【東京 13日 AFP】12日夜、神奈川県座間市の米陸軍キャンプ座間付近の住民から「爆発音が2回した」との110番通報があった。けが人や被害の報告は寄せられていない。警察は、ゲリラ事件と見て捜査を続けている。

 付近の捜索では、現場付近の公園で迫撃弾の発射装置とみられる鉄パイプ2本が発見された。直径は40-50センチで、先端は基地の方角を向いていたという。

 全米ネットワークのABCは、日本とパキスタンの情報筋の話として、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)が日本国内に既に拠点を構えていると報道。「アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)のネットワークが今回の事件に絡んでいる」可能性を示唆した。

 警察は、アルカイダが関与している可能性を排除していない。「捜査は始まったばかりで、何とも言えない」と警察関係者は語った。今回の事件はイラク戦争に抗議する活動家によるもの、と見る報道機関もある。

 米軍は、12日夜に「事件があったことは認識している」との短いコメントを発表した。

 20日に来日するディック・チェイニー(Dick Cheney)副大統領は、キャンプ座間に近い横須賀基地にも立ち寄ると報じられている。

 米軍基地を狙ったゲリラ事件は、2002年と2003年にも発生しており、基地の周辺で発射装置とみられる鉄パイプが発見された。いずれも、けが人は出ていない。

 写真は、2004年11月3日、座間の米軍基地で記者会見を行うJohn W. Amberg広報官(右)。(c)AFP/Toru YAMANAKA