やせ過ぎモデル問題、ロンドン・コレクションでさらに議論高まる - 英国
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【ロンドン/英国 14日 AFP】痩せすぎモデルについての議論が続く中、07/08年秋冬ロンドン・コレクションが始まった。初日にショーを行ったデンマーク出身のデザイナーPeter Ingwersenは、ショー終了後、「モデルはヨーロッパのサイズで38(日本のサイズで9号)を満たしている者に限って起用しました。拒食症・過食症のモデルは支持していません。」とAFPの記者に述べた。
「メディアや業界からの指摘ばかりが注目されていますが、両親が注意を喚起することも必要なのではないでしょうか。そして、時にはこの問題は遺伝子的なものであるということを理解しなければならないと思います。」
■『健康の定義』あらためて考える
今回、英国ファッション評議会(BFC)はBMI値が16以上の健康的なモデルを使用し、特別対策本部を設けるようデザイナーに要請していた。多くのブランドがその指示に応じる一方、「痩せていても健康である」という主張のもと痩せたモデルを起用したブランドもいくつか見られた。ここにきて、『健康の定義』について問い直す時期が訪れているようだ。
以前からモデルの健康診断を指示する姿勢を示していた英国文化相のテッサ・ジョウエル(tessa Jowell)氏は月曜、拒食症の傾向があるモデルを起用することに対し『基本的に』反対であると述べた。「身長が高くてBMI値が低すぎるモデルの中にも、健康的な食生活をしている者もいることは事実ですが」と、テッサ氏は付け加える。
■デリケートな問題として各分野で取り上げ
一方、英国ファッション協会のエクゼクティブ・ディレクターであるヒラリー・リヴァ(Hilary Riva)氏はこれほど短期間で業界の姿勢が変わるとは期待していないと語る。また、英国の美人コンテストの優勝者に対し、「やせ過ぎていて、まるで麻薬中毒のよう」という意見があり、論争を呼んでいる。
つい最近まで『やせている』ことが、世間一般的に好まれる傾向にあったのは、隠しようもない事実である。それだけに、今回の一連の問題が非常にデリケートなものであることが分かる。
「超スリムなモデルを全員排除するのではなく、もっと体型のバリエーションを増やすべきだと思います。」と述べるのは175㎝の身長でBMI値8~10のエレノア・グリン(Eleanor Glynn)さん。「今現在騒がれている問題については、極端な例だと思います。これがまともだと洗脳されているようにも取れます。」
■『一般的にモデルは自尊心が弱く、孤独で人間不信である傾向がある』
先週行われたニューヨーク・コレクションでは、痩せすぎモデルの出場の禁止の対策を取らなかった。しかし、イタリアとスペインではそれぞれ規制を取ることを発表している。
さらに追い打ちを掛けるように先日、ロンドン市立大学が「モデル達は他の職業に比べ、よりストレスを抱えている。」という研究報告を発表し議論が巻き起っている。
研究の中心となったBjorn Meyer氏は、「コンプレックスが逆に能力を伸ばし、挑戦する姿勢や競争心を高めてくれるのです。外見や歩き方だけで自分を評価されてしまうモデル業は、限られた範囲の中でしか『競争』というものを経験できないことが多いのです。」と述べた。
写真は初日に新作を発表したノワール(Noir)のショー。新作を披露するモデル。(c)AFP/JOHN D MCHUGH
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「メディアや業界からの指摘ばかりが注目されていますが、両親が注意を喚起することも必要なのではないでしょうか。そして、時にはこの問題は遺伝子的なものであるということを理解しなければならないと思います。」
■『健康の定義』あらためて考える
今回、英国ファッション評議会(BFC)はBMI値が16以上の健康的なモデルを使用し、特別対策本部を設けるようデザイナーに要請していた。多くのブランドがその指示に応じる一方、「痩せていても健康である」という主張のもと痩せたモデルを起用したブランドもいくつか見られた。ここにきて、『健康の定義』について問い直す時期が訪れているようだ。
以前からモデルの健康診断を指示する姿勢を示していた英国文化相のテッサ・ジョウエル(tessa Jowell)氏は月曜、拒食症の傾向があるモデルを起用することに対し『基本的に』反対であると述べた。「身長が高くてBMI値が低すぎるモデルの中にも、健康的な食生活をしている者もいることは事実ですが」と、テッサ氏は付け加える。
■デリケートな問題として各分野で取り上げ
一方、英国ファッション協会のエクゼクティブ・ディレクターであるヒラリー・リヴァ(Hilary Riva)氏はこれほど短期間で業界の姿勢が変わるとは期待していないと語る。また、英国の美人コンテストの優勝者に対し、「やせ過ぎていて、まるで麻薬中毒のよう」という意見があり、論争を呼んでいる。
つい最近まで『やせている』ことが、世間一般的に好まれる傾向にあったのは、隠しようもない事実である。それだけに、今回の一連の問題が非常にデリケートなものであることが分かる。
「超スリムなモデルを全員排除するのではなく、もっと体型のバリエーションを増やすべきだと思います。」と述べるのは175㎝の身長でBMI値8~10のエレノア・グリン(Eleanor Glynn)さん。「今現在騒がれている問題については、極端な例だと思います。これがまともだと洗脳されているようにも取れます。」
■『一般的にモデルは自尊心が弱く、孤独で人間不信である傾向がある』
先週行われたニューヨーク・コレクションでは、痩せすぎモデルの出場の禁止の対策を取らなかった。しかし、イタリアとスペインではそれぞれ規制を取ることを発表している。
さらに追い打ちを掛けるように先日、ロンドン市立大学が「モデル達は他の職業に比べ、よりストレスを抱えている。」という研究報告を発表し議論が巻き起っている。
研究の中心となったBjorn Meyer氏は、「コンプレックスが逆に能力を伸ばし、挑戦する姿勢や競争心を高めてくれるのです。外見や歩き方だけで自分を評価されてしまうモデル業は、限られた範囲の中でしか『競争』というものを経験できないことが多いのです。」と述べた。
写真は初日に新作を発表したノワール(Noir)のショー。新作を披露するモデル。(c)AFP/JOHN D MCHUGH