【ミュンヘン/ドイツ 10日 AFP】南部の都市ミュンヘンで9日から3日間の日程で、第43回「ミュンヘン国防政策国際会議(Munich Conference on Security Policy)」が開催されている。同会議の広報担当者によると、当初、欠席の予定だったイランの核問題交渉担当者アリ・ラリジャニ(Ali Larijani)最高安全保障委員会(SNSC)事務局長も参加を表明。ミュンヘンには10日に到着するという。

 イランの国営通信IRNAが以前、在独イラン大使館の話として伝えたところによると、ラリジャニ事務局長は病気のため会議に出席しない予定だった。

 会議主催者側は、ラリジャニ事務局長の予定が急に変更された理由について明らかにしていない。同事務局長がウィーンで国際原子力機関(IAEA)のモハメド・エルバラダイ(Mohamed ElBaradei)事務局長との会談に出席するかどうかも分からなかったという。

 IAEAに近い外交筋によると、イランの核開発活動をめぐる論争が激化する中、国連の要求に沿った「現実的かつ達成可能な提案」をイランが受け入ることが望まれている現状から、複数の欧州諸国がミュンヘンで非公式にラリジャニ事務局長と接触し交渉を行うと見られている。

 写真は9日、国防政策国際会議に出席するためミュンヘンに到着した参加国の代表者ら。イランのラリジャニ事務局長はこのあと10日に到着の予定。(c)AFP/OLIVER LANG