【マプト/モザンビーク 10日 AFP】モザンビーク中部での洪水被害が、今年に入ってから降り続ける豪雨により拡大している。これまでに、29人が犠牲となっている。
 
 同国の災害対策管理事務所は9日、現地住民28万5000人が危機的状態にあると発表。同事務所の報道官は、国連(UN)の国際社会に対する援助呼びかけにもかかわらず、今後3週間は被災者にとって厳しい状況が続くとの見方を示した。

 一方で同氏は、AFPの取材に対し、2000年から2001年に700人の死者を出した災害時に比べ政府の対応が速やかであるとも話している。

 写真は、Pungue川の氾らんで冠水した幹線道路をトラックで避難する現地住民(2001年3月5日撮影)。(c)AFP/ALEXANDER JOE