【ロンドン/英国 8日 AFP】人種問題で騒動となったリアリティ番組「Celebrity Big Brother」で優勝し、さらにその騒動の中心人物でもあったボリウッド(Bollywood)女優、シルパ・シェティ(Shilpa Shetty)が7日、英国議会下院(House of Commons)を訪れ、集まった記者団の前で現在の心境を語った。

 質疑中のトニー・ブレア(Tony Blair)英首相を見ることのできたシェティは、この騒動の間、シェティ自身とシェティの母国インドに関して、「結束した」姿勢を貫いてくれたことに感謝の意を表した。

 「とても光栄です。いつもハガキで見ていた光景です。ここにいるだけで、素晴らしい気分です」と国会議事堂の時計塔、通称ビッグ・ベン(Big Ben)とウェストミンスター宮殿(Palace of Westminster)の前で記者団に囲まれたシェティは語った。

 「私を尊重してくださって、これ以上の光栄はありません」と労働党のキース・バッツ(Keith Vaz)下院議員と母親に付き添われたシェティは続けた。

 問題となった番組で、共演者から差別発言を浴びせられたシェティは、認知度の低かった英国で、一躍、時の人となった。

 それ以来、ボリウッドでの人気をはるかに凌ぐほどのオファーが殺到し、騒動に油を注ぐ形となった。

 「番組の外で、何が起こっているのかは全く知らなかったのです。結果的に、すべてが良い方向へ進みました。これも神様のおかげです」とシェティは語った。

 ブレア首相に個人的に面会したいかと問われ、「お会いできたら、とても光栄です。名誉なことです」と答えた。「首相の断固とした姿勢と、私と私の母国に対する支援にはとても感謝しています」

 3人の共演者がシェティに対して差別発言をしたとされる事件は、外交問題にまで発展。インド政府高官らが「適切な対応」を求めたことにより、ブレア首相とゴードン・ブラウン(Gordon Brown)財務相が問題に関して発言せざるを得なくなった。

 視聴者からは4万件を超える苦情が寄せられ、インド国内では、番組プロデューサーの肖像画が燃やされるなど過激な抗議行動が行なわれた。

 写真は同日、下院前に集まった報道陣を前に会見を行なうシェティ。(c)AFP/Chris Young