<サッカー セリエA>政府の新法案承認により11日からのリーグ戦再開へ - イタリア
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【ローマ/イタリア 7日 AFP】イタリアのジュリアーノ・アマート(Giuliano Amato)内相は、2日に行われたセリエA・第22節、カターニア(Catania)とパレルモ(US Citta di Palermo)の試合で起きた暴動で警察官のフィリッポ・ラチティ(Filippo Raciti)さんが死亡した事件を受けて開かれた政府の臨時閣議終了後に記者会見へ臨み、暴動などを防ぐ為の安全策に関する新しい法案を承認した事を明らかにした。また、この発表を受けてイタリアサッカー連盟(FIGC)は、2月11日から公式戦を再開する事を発表した。
■安全基準を満たしていない競技場での試合は無観客試合に
今回の法案で花火や照明弾の持ち込みを禁止し、人種差別行為を行ったサポーターを逮捕するなどの規定を盛り込んだイタリア政府は、2005年に制定した安全基準法の徹底を各クラブに訴え、監視カメラや自動改札機の設置など安全基準をクリアできないクラブの試合は無観客試合とするという厳しい姿勢を打ち出した。
現在、セリエAとセリエBのクラブチームが使用する競技場で安全基準法をクリアしているのはごく僅かであり、ほとんどの競技場が安全基準を満たしていないと見られている。その為ほとんどの試合が無観客試合となる恐れがあり、多くのチームからの反発が予想されるが、アマート内相は「例外は認めない」と強い姿勢を示した。
これを受けて各クラブの会長は、競技場での安全確保と政府が打ち出した法案について話し合う為、8日に対策会議を開く見込み。
■ACミランとインテルのホームゲームは無観客試合になる事が濃厚
安全基準をクリアしていない競技場には、ACミラン(AC Milan)とインテル(Inter Milan)が共用するサンシーロ(San Siro)も該当し、問題に挙げられている自動改札機の不備などが2006-07シーズン中の改修は困難な見込みである事から、欧州チャンピオンズリーグ(Champions League)の試合を含むホームゲームは無観客試合となる事が避けられない状況となっている。
また、スタジアムが閉鎖される危機に晒されているリボルノ(Livorno)のアルド・スピネッリ会長(Aldo Spinelli)は、政府が発表した法案に不満を表し「我々には3つの可能性がある。試合を一切しないか、全てのクラブが無観客で試合を行うか、もしくは観客を入れて試合をするかだ。我々は一致団結しなくてはならない」と語った。
写真は、会見に臨むアマート内相。(c)AFP/ANDREAS SOLARO