【サンフランシスコ/米国 7日 AFP】「アップル(Apple)」のスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)CEOは6日、世界有数のレコード会社に対し、オンラインで購入した楽曲が複数の異なるタイプのMP3プレーヤーによる再生を不可能にするセキュリティソフトウェアの使用を止めるよう要請した。

 こうしたセキュリティソフトウェアは、「デジタル著作権管理システム (Digital Rights Management、DRM) 」と呼ばれるもので、オンラインショップで購入された音楽が利用者によって無制限に複製されるのを防止する役割を持つ。マイクロソフト(Microsoft)やソニー(Sony)をはじめとする各メーカーは、DRM機能を利用している。
 またアップルも、同機能により同社の音楽配信サイト「iTunes Store」でダウンロードした楽曲の、iPod以外のMP3プレーヤーによる再生を不可能にしている。

 ところがジョブズCEOは同日、同社サイトで「DRMの使用中止を喜んで受け入れる」との声明を発表し、世界の大手レコード会社に対し再生に対する規制をなくすよう強く求めた。

 メッセージの中でジョブズCEOは、「DRMはこれまで、音楽の著作権侵害の防止に役だったことはなかったし、今後も役立つことはないだろう」との見解を示した。

 写真はマックワールド・カンファレンス(Macworld Conference)で新製品「iPhone」を披露するジョブズCEO(2007年1月9日撮影)。(c)AFP/TONY AVELAR