【ワシントンD.C./米国 7日 AFP】女性の4人に3人がピアスをし、若者の3人に1人がタトゥーを入れている。また、ピアスをしている民主党員の数は、共和党員の2倍になる…。5日、ワシントンD.C.で開催された皮膚科医の年次総会で、このような統計結果が発表された。

■「おしり」のタトゥーを好むのは女性

 この研究は、18-50歳の500人を対象に、シカゴのノースウェスタン大学のAnn Laumann教授が行ったもの。

 年齢別で見ると、21-32歳では36%、18-50歳では24%がタトゥーを入れていた。

 タトゥーを入れる体の部位別では、女性の27%が「足首」を好み、以下「背中の上部」が25%、「おしりの上の部分」が18%、「おしり」が15%が続いている。

 男性の1位は「腕」で、75%に及ぶ。以下、「肩」が34%、「脚」が25%、「胸」が17%という結果となった。

 また、タトゥーを入れている人の中で、何らかの理由で警察の厄介になったことがあると答えた人をさらに調査したところによると、「刑務所に収監されたことがある人」は58%にも上る。また、「アルコール中毒者」は37%、「ドラッグを常習者」は38%、という結果が明らかになった。

■調査結果によれば、「タトゥーはピアスより安全」

 また、女性のうちでピアスをしている人の割合は72%に上る。ピアスをつけている部位は、耳が女性で49%、男性で19%となっている。鼻、眉毛、へそ、舌にピアスをしている人も多い。

 ちなみに、支持政党別ではピアスをつけている人の割合は、民主党員が16%、共和党員が8%、19%が無党派層だった。

 人体への影響については、感染症や合併症を発症する割合が、タトゥーでは13%だが、ピアスでは23%となっている。このことから、タトゥーの方がやや安全であることが判明した。

 写真はワシントンD.C.で、背中にタトゥーを入れる彫師。(2005年2月5日撮影)(c)AFP/Nicholas KAMM