【ローマ/イタリア 5日 AFP】サッカー、イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)で主将を務める、元イタリア代表のパオロ・マルディーニ(Paolo Maldini)が、セリエA・第22節、カターニア(Catania)とパレルモ(US Citta di Palermo)との試合で警察官のフィリッポ・ラチティ(Filippo Raciti)さんが死亡した暴動事件により、現在中断されているリーグが再開されたとしても大半の試合が無観客の状態で開催される可能性が高まっていることを受けコメントを発表した。

■無観客試合の開催を批判

「解決策が無観客試合の開催とは馬鹿げている」と語るマルディーニは「リーグ再開の決定はもう一週先送りしたほうが望ましいだろう。サポーターに扉を閉ざしてプレーすることはサッカーの死を意味する。何らかの措置が必要とされているとは言え、観客無しで試合をすることは選手にとって苦痛以外の何物でもない。必要とされているのは今後決して暴力を許容しない決意と同時に、より有効な防衛策を講じることだ」と述べ、無観客試合の開催に反対の姿勢を表した。

 また、マルディーニは「過去にも同じような悲惨な事件があったが、今回はリーグ戦が中断され、代表の試合も中止になったことに象徴されるようにサッカー界からの暴力の根絶により強い姿勢で臨んでいるように感じる」と語り、今回の事件の深刻さを物語った。

■セリエA再開は閣僚決定を受けてから

 暴動によりイタリアでは既にプロアマ問わず国内で行われる全てサッカーの試合で無期限中止の判断が下されており、イタリアサッカー連盟(Italian Football FederationFIGC)は7日に行われる新安全対策についての閣僚決定を待ち、閣僚決定を受けてから試合再開の日程を決める予定と発表しているが、各メディアは11日か18日からの再開が濃厚と報じている。

写真は、04-05シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(Champions league)・決勝、リバプール(Liverpool)戦を控え会見に臨むマルディーニ(2005年5月24日撮影)。(c)AFP/MUSTAFA OZER