【ニューデリー/インド 4日 AFP】グーグル(Google)は、インドのアブドル・カラム大統領(Abdul Kalam)の主張を受け入れ、衛星写真を提供するサービス「グーグル・アース(Google Earth)」において、政府関連の建物、軍事施設などインドの戦略上重要な地点について画像加工を施し、見えにくくすることを決定した。

 同大統領は2005年、グーグル・アースについて安全保障上の懸念を表明していた。Google Earthでは全世界の高精度衛星写真を閲覧することが可能。

 タイムズ・オブ・インディア(Times of India)紙が複数の政府関係者の談話として報じたところによると、グーグル・アースはインド政府が国家機密に関わると判断した地点のみならず、主要施設の建設予定地についても加工し、見えにくくする。

 同紙によると、グーグルの代表者は最近になってインド科学技術省(science and technology ministry)の担当者と会談、この問題について協議した。グーグル・アースは政府側がリストアップして示した戦略上重要な地域について、画像加工することで同意したもよう。

 2005年6月に提供が開始されたグーグル・アースのサービスには、ニューデリーの国会議事堂や大統領官邸、その他飛行場など、国内の反政府勢力からの攻撃対象となりえる地点の衛星写真が含まれている。

 写真はグーグル・アースでローマ付近を閲覧する女性(2005年8月3日撮影)。(c)AFP/Nicholas KAMM