【ドバイ/UAE 3日 AFP】ドバイ(Dubai)首長国は2桁成長を維持する新たな経済計画を発表、2015年までに国内総生産(GDP)を1080億ドル(約13兆799億円)に、1人当りのGDPを4万4000ドル(約532万8840円)に拡大する構えだ。計画はアラブ首長国連邦首相でドバイ首長のムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム(Mohammad bin Rashed al-Maktoum)殿下がまとめた。

 2000年に施行した前回の10年計画では、2010年までの1人当りのGDPを2万3000ドル(約278万5000円)に定めていたが、2005年時点で既にそれを越える3万1000ドル(約375万4000円)に到達。2000年を基準年とするGDPの実質成長率(年率換算)は13%と、台頭する中国やインドを越える経済成長を見せた。新計画では次の10年間でGDPの実質成長率(年率換算)を11%に維持し、生産力を年間4%拡大、さらに新たな成長部門を創出して競争力を堅持する構えだ。

 アラブ首長国連邦(UAE)全7首長国の1国ドバイは、同地域のビジネスと観光産業の中心地。1975年時点で非石油部門はGDPのわずか46%に過ぎなかったが、2006年には97%までに成長した。

 ムハンマド殿下は「観光、貿易、輸送、金融業の将来を支える基礎になる」と語る。

 新計画には、全人口130万人の2割を占める先住民の教育や職業訓練の強化、戦略部門での自国民の優遇、高騰する生活費への対処などが盛り込まれている。

 写真はドバイで開催された「Arab Media Summit」の開幕式で演説するムハンマド殿下(2003年10月7日撮影)(c)AFP/Nasser YOUNES