【プリシュティナ/セルビア 2日 AFP】国連(UN)のマルッティ・アハティサーリ(Martti Ahtisaari)事務総長特使(前フィンランド大統領)は2日、コソボ(Kosovo)自治州の地位確定問題で、同州自治政府の設立を盛り込んだ仲介案をベオグラード(Belgrade)で提示した。

 国連仲介案では「独立」の文言は使用せず、多民族で構成する民主的な自治政府を樹立するとの内容となっている。

 ボリス・タディッチ(Boris Tadic)セルビア大統領は、事実上のコソボ独立を認める内容となっている同案に対し、「認められない」と猛反発した。タディッチ大統領は「アハティサーリ事務総長特使に対し、セルビアはコソボ自治州の独立を絶対に容認しない考えを伝えた」ことを明らかにした。

 一方、ファトゥミル・セイディウ(Fatmir Sejdiu)コソボ大統領は同案に賛成する意向を表明している。 

 コソボ自治州はセルビア南部の内陸州で、1998年から1999年にかけて発生した紛争終結後、過去8年間は国連コソボ暫定行政ミッション(UNMIK)の暫定統治下にあった。

 写真は同日、ベオグラードでコソボ側の交渉団と協議するアハティサーリ事務総長特使。(c)AFP/ERMAL META