情勢さらに激化、テロ攻撃で1日間に71人死亡 - イラク
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【ヒッラー/イラク 2日 AFP】イラク国内で1日に、少なくとも計71人が死亡した。治安当局の報告によると、宗派間闘争が激化している同国では、1月だけで2000人近い一般市民が犠牲になっている。
治安筋および医療筋の話では、バグダッド南方にあるバビル(Babil)州の州都ヒッラー(Hilla)で1日、2件の自爆テロが起き、58人が死亡、137人が負傷した。同市の住民の大半はイスラム教シーア派(Shiite)。
事件の現場となったのは、買い物客でにぎわっていた市場。警官らが自爆テロ犯の1人から武器を奪おうとしたが、犯人は身に着けていた爆弾を爆発させた。この1回目の爆発で、パニック状態に陥った買い物客らが逃げ出した方向で、さらに別の犯人が続いて自爆したという。この爆発で20件以上の店舗が破壊された。
■バグダッド市内各地で爆破事故
また、バグダッド中心部カラダ(Karrada)地区の主要道路で、バス1台が爆破され、6人が死亡、12人が負傷した。さらに、同市中心部では別の車両爆弾の爆発により、死者3人、負傷者7人が出た。
バグダッド市内ではこのほかにも、車両爆弾による攻撃や迫撃砲による砲撃が行われ、4人が死亡した。また複数の地区で30人の遺体が発見されている。
また、地方当局によると、サウジアラビア国境付近の南部イラク地方でも、クルド人とみられる200人から250人の遺体が埋められた墓所が発見された。
2006年は、2003年3月に行われた米国主導のイラク侵略以来、イラクにおける報道関係の被害者が最も多い年だったと、メディア監視機関は指摘している。1年間で、少なくとも報道関係者65人が殺害され、20人が誘拐された。
写真はバグダッドのal-Rasafi広場で1日、路上に置かれた爆弾が爆発した事故現場を検証する警察官たち。(c)AFP/AHMAD AL-RUBAYE