【リスボン/ポルトガル 1日 AFP】ポルトガルのファーロ(Faro)にある美術館が所蔵するポール・ゴーギャン(Paul Gauguin)作とされてきたチャコール画が、専門家による鑑定の結果、真作であることが明らかとなった。

ゴーギャンの息子の肖像とされるこの作品は、寄贈から60年以上を経てようやく本物であることが証明された。同美術館のDalia Paulo館長によると、鑑定はパリ(Paris)のオルセー(d’Orsay)美術館から専門家を招いて行われた。

 1944年にポルトガル人の外交官Amadeu Ferreira de Almeida氏が同美術館へ寄贈した2000点以上におよぶ作品群の鑑定は、現在も継続中である。2006年にはレンブラント(Rembrandt)作とされる油彩画2点の鑑定が行われ、贋作(がんさく)であることが確認されている。

 今回真作と判断されたゴーギャンの作品はリスボン(Lisbon)から約300キロ離れたファーロの美術館に、1944年から1998年まで展示されていた。Paulo館長によると、3月にも期間を限り、再び展示する予定という。この美術館には16世紀から19世紀までの西洋画や、イスラム美術、ローマ時代のモザイク画など、幅広い分野の作品が展示されており、2006年には約2万2000人の観客が来館している。

 写真はブルターニュ(Bretagne)で撮影されたゴーギャン(撮影日不明)。(c)AFP/VALERY HACHE