<サッカー>ルーニーへの売春報道に対する原告の訴えが棄却される - 英国
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【マンチェスター/英国 29日 AFP】サッカー、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するイングランド代表のFWウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)に売春をしたとして、英国の大衆紙「サン(The Sun)」に報じられたパトリシア・ティアニー(Patricia Tierney)さんが同紙を名誉毀損で訴えていた裁判の判決が下り、訴えが棄却された。
原告のティアニーさんは、2004年8月に写真つきで一面に掲載された同記事が著しく事実に反し名誉が毀損されたとして同紙に対し750000ポンド(約1億8千万円)の損害賠償を請求。裁判では参考人として出廷したルーニーが「若く愚かだった頃」に売春宿に通っていたことを証言。またルーニーがエバートン(Everton)に在籍していた当時にリバプール市内の売春宿で受付として働いていただけにすぎないとしたティアニーさん主張が、サン紙の側の弁護人が提出したティアニーさん自身が売春婦として働いていたことを警官に認めたとされる2002年5月の証言書により、覆されたことにより、裁判官は原告の主張が事実に反すると判断し訴えが棄却された。
裁判を終えサン紙は声明で「原告の訴えは、新聞社を相手に訴訟することによって自身の不正とその行為を正当化するという近年の慣習に習ったものだ。記事は100パーセント事実であり、公正な判決が下されたことを嬉しく思う。今日という日はサン紙の記者とジャーナリズムにとって素晴らしい一日として刻まれることになるだろう。」と発表している。
写真は、マンチェスター刑事裁判所(Manchester Crown Court)を後にするティアニーさん(中央)。(c)AFP/ANDREW YATES
原告のティアニーさんは、2004年8月に写真つきで一面に掲載された同記事が著しく事実に反し名誉が毀損されたとして同紙に対し750000ポンド(約1億8千万円)の損害賠償を請求。裁判では参考人として出廷したルーニーが「若く愚かだった頃」に売春宿に通っていたことを証言。またルーニーがエバートン(Everton)に在籍していた当時にリバプール市内の売春宿で受付として働いていただけにすぎないとしたティアニーさん主張が、サン紙の側の弁護人が提出したティアニーさん自身が売春婦として働いていたことを警官に認めたとされる2002年5月の証言書により、覆されたことにより、裁判官は原告の主張が事実に反すると判断し訴えが棄却された。
裁判を終えサン紙は声明で「原告の訴えは、新聞社を相手に訴訟することによって自身の不正とその行為を正当化するという近年の慣習に習ったものだ。記事は100パーセント事実であり、公正な判決が下されたことを嬉しく思う。今日という日はサン紙の記者とジャーナリズムにとって素晴らしい一日として刻まれることになるだろう。」と発表している。
写真は、マンチェスター刑事裁判所(Manchester Crown Court)を後にするティアニーさん(中央)。(c)AFP/ANDREW YATES