「かつてのビンテージ・レコード店」のオンライン版、「ララ・ドット・コム」 - 米国
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【サンフランシスコ/米国 29日 AFP】インターネット・オークション・サイト、イーベイ(eBay)社でスペシャリストとして働くAnselm Baird-Smith氏は自分のポジションについて、特に不満があるわけではなかった。
そんな彼のもとに「ララ・ドット・コム(Lala.com)」というウェブサイトへの誘いがあった。
「ララ」は熱狂的な音楽ファンが自分たちの持つCDを交換、共有できるサイトで、彼にとってこの誘いは抗しがたく魅力的なものだった。
サンフランシスコのナイトクラブ「ビンボーズ365クラブ(Bimbo’s 365 Club)」で開催されたララ主催のチャリティ・コンサートで会ったパリ生まれのBaird-Smith氏は、ララとの出会いを回想して、「イーベイはとても居心地が良かったから、会社を去ろうなんてまるで考えていなかったんだ」と語った。
「ララ」の創始者は、IT系起業家として北カリフォルニアですでに数社のインターネット企業を成功させていたビル・グエン(Bill Nguyen)氏。
「ビルから音楽とコンピュータに関する企画を聞いた。それがララのことだった。すぐに車から妻に電話をかけ、僕はイーベイをやめるつもりだと伝えたんだ。音楽はずっと僕の夢だった。コンピュータに関してはもう25年もやっていたから、何か新しいことがしたかったんだ」。
「ララ」を説明すると、アーティストや店、新着CDなどの情報を「通な」ファン同士だけで交換していた「かつてのビンテージ・レコード店」のオンライン版とでも言い得るだろうか。メンバーは中古CDを1枚1ドル、それに郵便料金75セントの計1ドル75セント(約215円)を負担して交換している。1回のCD交換から80セントを仲介料としてララが回収し、残りの20セントを作者のミュージシャンに還元している。
また「ララ」はウェブサイト上で、DJたちに自分たちのラジオ・チャンネルを提供し、趣味の合うファンたちとの情報共有を可能にすると共に、ビンボーズでのWerewolvesのライブをはじめとしたローカルなコンサートをインターネット放送でライブ配信している。
現在、全会員数は約25万人に増え、2006年6月のライブ放送開始以降は、毎日7万5000人以上がアクセスしている。
シリコンバレー(Silicon Valley)郊外パロ・アルト(Palo Alto)にある「ララ」のオフィスでは、創始者グエン氏とBaird-Smith氏のほか、23人のスタッフが働いている。35歳のグエン氏は言う。「たくさんの音楽を聴いて、ほかの人にも気に入ってもらいたいと思う。これが仕事なんだから、とてもクールなことさ」。
交換リストに登録されているCDは400万枚以上で、会員は自分が提供した数と同じ数まで、好きなCDを交換できる。また、ミュージシャンに収益の一部を還元するシステムは、中古ショップとしては初の試み。Baird-Smith氏は「音楽を聞きたかったら、ミュージシャンに還元しなくちゃならない。そうしてミュージシャンは活動を続けられるのだからね」と述べた。
写真は29日、パロ・アルトのオフィスに集まるララのスタッフたち。左から共同創始者のBaird-Smith氏とグエン氏、ジョン・コーガン氏、ビリー・アルバドロ氏。(c)AFP/LALA.COM/PETER SENNHAUSER
そんな彼のもとに「ララ・ドット・コム(Lala.com)」というウェブサイトへの誘いがあった。
「ララ」は熱狂的な音楽ファンが自分たちの持つCDを交換、共有できるサイトで、彼にとってこの誘いは抗しがたく魅力的なものだった。
サンフランシスコのナイトクラブ「ビンボーズ365クラブ(Bimbo’s 365 Club)」で開催されたララ主催のチャリティ・コンサートで会ったパリ生まれのBaird-Smith氏は、ララとの出会いを回想して、「イーベイはとても居心地が良かったから、会社を去ろうなんてまるで考えていなかったんだ」と語った。
「ララ」の創始者は、IT系起業家として北カリフォルニアですでに数社のインターネット企業を成功させていたビル・グエン(Bill Nguyen)氏。
「ビルから音楽とコンピュータに関する企画を聞いた。それがララのことだった。すぐに車から妻に電話をかけ、僕はイーベイをやめるつもりだと伝えたんだ。音楽はずっと僕の夢だった。コンピュータに関してはもう25年もやっていたから、何か新しいことがしたかったんだ」。
「ララ」を説明すると、アーティストや店、新着CDなどの情報を「通な」ファン同士だけで交換していた「かつてのビンテージ・レコード店」のオンライン版とでも言い得るだろうか。メンバーは中古CDを1枚1ドル、それに郵便料金75セントの計1ドル75セント(約215円)を負担して交換している。1回のCD交換から80セントを仲介料としてララが回収し、残りの20セントを作者のミュージシャンに還元している。
また「ララ」はウェブサイト上で、DJたちに自分たちのラジオ・チャンネルを提供し、趣味の合うファンたちとの情報共有を可能にすると共に、ビンボーズでのWerewolvesのライブをはじめとしたローカルなコンサートをインターネット放送でライブ配信している。
現在、全会員数は約25万人に増え、2006年6月のライブ放送開始以降は、毎日7万5000人以上がアクセスしている。
シリコンバレー(Silicon Valley)郊外パロ・アルト(Palo Alto)にある「ララ」のオフィスでは、創始者グエン氏とBaird-Smith氏のほか、23人のスタッフが働いている。35歳のグエン氏は言う。「たくさんの音楽を聴いて、ほかの人にも気に入ってもらいたいと思う。これが仕事なんだから、とてもクールなことさ」。
交換リストに登録されているCDは400万枚以上で、会員は自分が提供した数と同じ数まで、好きなCDを交換できる。また、ミュージシャンに収益の一部を還元するシステムは、中古ショップとしては初の試み。Baird-Smith氏は「音楽を聞きたかったら、ミュージシャンに還元しなくちゃならない。そうしてミュージシャンは活動を続けられるのだからね」と述べた。
写真は29日、パロ・アルトのオフィスに集まるララのスタッフたち。左から共同創始者のBaird-Smith氏とグエン氏、ジョン・コーガン氏、ビリー・アルバドロ氏。(c)AFP/LALA.COM/PETER SENNHAUSER