【カイロ/エジプト 28日 AFP】新たな世界七不思議を選出する「新・世界七不思議(New 7 Wonders)」プロジェクトが進行する中、候補の一つに挙げられているギザのピラミッド擁するエジプト国内から同企画に対する嘲笑と非難が相次いでいる。

ギザのピラミッドは、元祖である「古代・世界七不思議」の中で現存する唯一の建物。このことに高いプライドと自負心を持つエジプトでは「また新たに選ばれる必要なんてない。ばかげてる」、「科学的根拠が希薄」、「エジプト国家と国民に対する陰謀だ」という声があがっている。ファールーク・ホスニ文化相(Faruq Hosni)はこの企画を「無意味」と切り捨て、立案したスイスの冒険家ベルナルド・ウェーバー(Bernard Weber)を「売名行為が目的」と発言した。

「新世界七不思議」は世界中からのインターネットや電話による投票で決められ、現在は21の最終候補に絞られている。最終候補には、フランスのエッフェル塔、アテネのアクロポリス、インドのタージ・マハル、シドニーのオペラハウス、中国の万里の長城、京都の清水寺などが選ばれている。

21の最終候補地を巡るキャンペーン・ツアーを行なっているウェーバー氏は、このほどエジプトを訪れたが、ホテルでの記者会見を途中で中断されるなど、冷淡な歓迎を受けた。 「こんな待遇を受けたのは、世界中でここだけだ」と語った。

写真はギザのピラミッド(2002年3月撮影)。(c)AFP/KHALED DESOUKI