【ニューデリー/インド 28日 AFP】インド版ハリウッド、ボリウッド(Bollywood)の大スター、アミターブ・バッチャン(Amitabh Bachchan)が27日、在印フランス大使館で行われたレジオン・ドヌール勲章(Legion d’honneur)の受章式典に出席した。今回の受章は2006年10月11日、バッチャンの64歳の誕生日に発表されていた。

 豪華なセレモニーの中、バッチャンは、ドミニク・ジラール(Dominique Girard)仏大使よりメダルを授与された。「今回の受章は、バッチャンの華やかな業績を示すものです」と語ったジラール大使は、インド国民および国際的な文化への貢献が評価されての授与となったことを付け加えた。

 1802年にナポレオン1世によって制定された同章は、文化、科学、産業、軍事の分野において、目覚ましい業績を上げたフランス国民および外国人に贈られるフランスの最高勲章。

 バッチャンは、40年以上のキャリアの中で140本以上の映画に出演。1982年と2005年の2度にわたり、大病を患うも生還。2000年には、イギリス発の有名クイズ番組「Who Wants to Be a Millionaire?」のインド版「Kaun Banega Crorepati」の司会者に抜擢された。

 国民からは「Big B」と親しまれ、2006年の大ヒット映画「Never Say Goodbye(原題:Kabhi Alvida Naa Kehena)」では、セクシー・サムと呼ばれる老齢のプレイボーイを好演。カラン・ジョハール(Karan Johar)監督が手がけた同作は、公開第一週目の興行収入で国内最高記録を打ち立てた。

 最近では、息子で俳優のアビシェーク・バッチャン(Abhishek Bachchan)が人気女優、アイシュワリヤ・ライ(Aishwarya Rai)と婚約したことでも話題にあがっていた。

 写真は受章式典に臨むアミターブ・バッチャン(右)と妻で女優のジャヤ・バッチャン(Jaya Bachchan)。(c)AFP/Manan VATSYAYANA