【東京 28日 AFP】金融庁三菱東京UFJ銀行に対し、行政処分を検討していることが27日、明らかとなった。横領事件との関与で、大阪での新規貸し出しにかかわる業務一時停止の処分が下ると見られている。

 同庁により、三菱東京UFJ銀行の前身である旧三和銀行が、暴力団とのつながりがあり、大阪市の財団法人「飛鳥会」の元理事長だった小西邦彦被告に融資を行っていたことが判明した。日本経済新聞が報じた。

 同紙によると、融資額は最終的に数十億円に上り、小西被告は今月1月に業務上横領などの罪で懲役6年の実刑判決を受けている。

 さらに同紙は、業務上横領や詐欺事件に大手銀行がかかわりを持ったという事の重大性を考え、金融庁が一部業務停止命令を検討しているとも伝えている。事件に詳しい関係筋によると、地域は大阪に限定される。

 三菱UFJ銀行は、畔柳信雄頭取を始めとする経営陣の一定期間減給を予定している。

 写真は、都内の旧三和銀行ATM(2000年3月13日撮影)。(c)AFP/ELECTRONIC IMAGE/Kazuhiro NOGI