【シンガポール 27日 AFP】2005年12月にオープンしたキャバレー、クレイジー・ホース・パリ(Crazy Horse Paris)の1月限りでの閉店が決定した。業績が伸びなかったことが要因という。

 「ビジネスですから。客入りが予想よりも悪かったので、閉店するしかありません」1951年に設立されたパリの伝統ある同キャバレーを誘致したEng Wah OrganisationのGoh Min Yen氏は語った。キャバレーとの話し合いの末、数ヶ月前に閉店が決定したという。Yen氏は具体的な数字は示さなかったが、ほぼ毎夜、客席は半分以上空いていたと述べた。

 シンガポール店はパリの本店と同様、肌を露出した女性たちのみのショーを行なってきた。Yen氏によれば「業績低迷の1つの理由は、広告に関する厳しい方針」とのこと。またシンガポールに2つある、カジノなども入った複合リゾート施設の全体営業が始まる2010年頃まで待てば、もっとお客が入ったであろうと付け加えた。「リゾート施設のような進歩が我々にも必要だった。今思えば、もう少し待てば良かったと思う」

 Eng Wahは、同キャバレーの誘致に457万ドル(約5億5000万円)を投入し、1年間で380万ドル(約4億6000万円)の損失を出したという。

 小国家である同国は、天然の観光資源が少なく、人口のアトラクションで観光客を惹きつけ、さらに環境や安全性に対する評価も高めようとしている。2005年には40年ぶりにカジノの禁止令を解き、2006年にはLas Vegas SandsMalaysia’s Genting Internationalの外資系2社に賭博業務を認可している。この2社は100億ドルを出資し、複合リゾート施設の建設を進めている。

 これらの努力により同国は、2015年までに1700万人の観光客の入国と300億ドルの歳入を見込んでいる。

 写真は2005年11月16日、開店記念のイベントに姿をみせた同キャバレーの出演者たち。(c)AFP/ROSLAN RAHMAN