【ニューウエストミンスター/カナダ 26日 AFP】2002年にバンクーバー郊外で発覚した26人の連続殺人事件で、第1級殺人罪に問われた養豚業ロバート・ウイリアム・ピクトン(Robert William Pickton)被告(57)に対する25日の公判で、「犯人は別にもいる」と証言する同被告のテープが法廷で公開された。

 テープは、2002年2月の逮捕翌日、警察による取り調べの中に録音されたもの。捜査官に「犯人の捜索を続けるべきだろうか」と尋ねられた被告は、告白めいた口調で「犯人は俺だけじゃない」と答えた。しかし、その真偽や詳細について語ることは拒否、「俺が何かしゃべったところで何になる。もう何も言いたくはないね」と述べた。

 その後、「腹が減っているか?」と聞かれた被告は、貧乏ゆすりをしながら「欲しくない。俺には食う資格もない」と答えた。

 麻薬中毒の売春婦ら26人の殺人罪に問われている同被告の裁判は、22日からニューウエストミンスター(New Westminster)で開かれている。同被告は、うち6人の殺人について、無罪を主張している。

 公判では3日間にわたり、計11時間にも及ぶ取り調べのテープが公開された。取り調べの中で、最初は落ち着いていた被告がだんだん落ち込んでいく様子が映っているという。

 写真は24日、法廷に流された自分の取り調べのビデオを見る同被告(スケッチ)。(c)AFP/Felicity DON