【シカゴ/米国 24日 AFP】研究の結果、バイアグラ(Viagra)、シアリス(Cialis)、レビトラ(Levitra)などのED(性的不能)治療薬に、糖尿病患者の性的機能改善効果があることが明らかとなった。

 糖尿病患者は神経や血管の損傷が原因で、通常の3倍ほど性的不能に陥りやすい傾向がある。さらに併発する心臓病や高血圧が、治療をさらに難しくしていると医療関係者は指摘する。

 これまでの研究でも、ED治療薬は糖尿病患者にも効果があるという結果がでているが、今回バイアグラ、シアリス、レビトラに関する8つの異なる研究実験がI型糖尿病、II型糖尿病の患者を対象に行われた。その結果、ED治療薬を服用した患者は、そうでない患者よりも27%ほど多くが、道具などを利用せずに無事性交渉を行うことができたものの、頭痛やほてり、上気道の異常などの副作用も確認された。

 イスラエルのハイファ(Haifa)にあるLady Davis Carmel Medical CenterのMoshe Varde氏は「この種の薬品は糖尿病患者の性的不能の一次治療としてとらえるべき」と語る。

 8つの研究には、1700人以上の糖尿病患者が参加。半数にED治療薬を投与し、残る半数にはプラセボ(偽薬)を投与した。参加者の8割が生活習慣病のII型糖尿病だった。

 今回の研究は医療テクノロジーアセスメントを行っている英国のコクラン共同計画(Cochrane Collaboration)が発行するコクランライブラリー(Cochrane Library)に掲載されている。写真はファイザー(Pfizer)が製造しているバイアグラ(撮影日不明)。(c)AFP