<第79回アカデミー賞>落胆?のアルモドバル、ペネロペ・クロスを称える - スペイン
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【マドリード/スペイン 24日 AFP】第79回アカデミー賞(The 79th Academy Awards)の外国語映画賞(Best foreign language film of the year)でのノミネートが有力視されていたペドロ・アルモドバル(Pedro Almodovar)監督作品「Volver」のタイトルは、23日に発表された候補作リストにはなかった。落胆しているものと見られている同監督だが、同映画で主演女優賞(Performance by an actress in a leading role)に初めてノミネートされたスペイン人女優ペネロペ・クルス(Penelope Cruz)に大賞賛を送っている。
「Volver」でクルスが演じたのは、失業中の夫と十代の娘を持つライムンダ(Raimunda)という名の女性。近親相姦をされそうになり父を殺してしまった娘を守るため、夫の死体の隠し場所を探す。クルスはこれまでにもアルモドバル作品3本に出演している。
発表された談話の中でアルモドバル監督は、「主演女優賞か外国語映画賞かどちらかひとつを私が選ばなければいけないとしたら、迷いなくペネロペ(・クルス)の賞(主演女優賞)を選ぶだろう。興行成績は全世界で8000万ドル(約96億5760万円)に達し、すでに国際的な評価も受けている」。
クルスの演技については、「カメラの前での動きすべてにリアリティが宿っていた」と賞賛しながらも、「ペネロペはすでに35本の作品に出演し、欧州での評価は高いが、米国でのキャリアはまだ始まったばかり」だと親心も見せた。
一方、クルスは主演女優賞への初ノミネートについて、発表のあったロサンゼルスからスペインのラジオ局カデナ・セール(Cadena Ser)の取材に答え、「喜びをかみしめている。ノミネーションの実感がわくまで2、3日かかりそうだ」と語っている。
「Volver」自体が外国語映画賞にノミネートされなかったことについては「驚いたし、少し悲しかった」と惜しんだが、「このノミネーションは私のものというよりも、アルモドバル監督のもの。監督との共同作業に与えられたものです。監督としての彼の寛大さは素晴らしい。そして私の大親友のひとりです」と監督をほめ称えた。
アルモドバル監督は、「Volver」でクルスのキャリアは頂点に達したと言い、「彼女は歴史を築いている。スペイン映画への出演でアカデミー賞にノミネートされた初のスペイン人女優だ」と評した。アカデミー賞にノミネートされた初のスペイン人俳優はハビエル・バルデム(Javier Bardem)だが、ノミネート対象となった出演作品は米国映画(「夜になる前に」)だった。
アルモドバル監督は2000年の「オール・アバウト・マザー(All About My Mother)」でアカデミー賞の外国語映画賞を受賞している。この作品にもクルスは出演していた。また、2003年の「トーク・トゥ・ハー」で同監督はオリジナル脚本賞も受賞している。
「Volver」は2006年のカンヌ映画祭(Cannes Film Festival)で最優秀脚本賞を受賞した。映画の一部はアルモドバル監督の故郷であるスペイン中部のラ・マンチャ(Mancha)地方で撮影された。
写真は2006年12月2日、ポーランドのワルシャワ(Warsaw)で開催された第21回エクスポ(Expo XXI)での欧州映画祭(European Film Awards)に出席したアルモドバル監督とペネロペ・クルス。(c)AFP/JANEK SKARZYNSKI
「Volver」でクルスが演じたのは、失業中の夫と十代の娘を持つライムンダ(Raimunda)という名の女性。近親相姦をされそうになり父を殺してしまった娘を守るため、夫の死体の隠し場所を探す。クルスはこれまでにもアルモドバル作品3本に出演している。
発表された談話の中でアルモドバル監督は、「主演女優賞か外国語映画賞かどちらかひとつを私が選ばなければいけないとしたら、迷いなくペネロペ(・クルス)の賞(主演女優賞)を選ぶだろう。興行成績は全世界で8000万ドル(約96億5760万円)に達し、すでに国際的な評価も受けている」。
クルスの演技については、「カメラの前での動きすべてにリアリティが宿っていた」と賞賛しながらも、「ペネロペはすでに35本の作品に出演し、欧州での評価は高いが、米国でのキャリアはまだ始まったばかり」だと親心も見せた。
一方、クルスは主演女優賞への初ノミネートについて、発表のあったロサンゼルスからスペインのラジオ局カデナ・セール(Cadena Ser)の取材に答え、「喜びをかみしめている。ノミネーションの実感がわくまで2、3日かかりそうだ」と語っている。
「Volver」自体が外国語映画賞にノミネートされなかったことについては「驚いたし、少し悲しかった」と惜しんだが、「このノミネーションは私のものというよりも、アルモドバル監督のもの。監督との共同作業に与えられたものです。監督としての彼の寛大さは素晴らしい。そして私の大親友のひとりです」と監督をほめ称えた。
アルモドバル監督は、「Volver」でクルスのキャリアは頂点に達したと言い、「彼女は歴史を築いている。スペイン映画への出演でアカデミー賞にノミネートされた初のスペイン人女優だ」と評した。アカデミー賞にノミネートされた初のスペイン人俳優はハビエル・バルデム(Javier Bardem)だが、ノミネート対象となった出演作品は米国映画(「夜になる前に」)だった。
アルモドバル監督は2000年の「オール・アバウト・マザー(All About My Mother)」でアカデミー賞の外国語映画賞を受賞している。この作品にもクルスは出演していた。また、2003年の「トーク・トゥ・ハー」で同監督はオリジナル脚本賞も受賞している。
「Volver」は2006年のカンヌ映画祭(Cannes Film Festival)で最優秀脚本賞を受賞した。映画の一部はアルモドバル監督の故郷であるスペイン中部のラ・マンチャ(Mancha)地方で撮影された。
写真は2006年12月2日、ポーランドのワルシャワ(Warsaw)で開催された第21回エクスポ(Expo XXI)での欧州映画祭(European Film Awards)に出席したアルモドバル監督とペネロペ・クルス。(c)AFP/JANEK SKARZYNSKI