【香港 24日 AFP】世界ランク1位のジュスティーヌ・エナン・アーデン(Justine Henin-Hardenne、ベルギー)が、夫のピエール・イブス・アーデン(Pierre-Yves Hardenne)との4年間に及ぶ結婚生活から離婚することを発表した。

■自身のオフィシャルウェブサイトで離婚を発表

 エナン・アーデンは、自身のオフィシャルウェブサイト上のブログで「ここ最近の身辺事情はとても難しいものでした。結果として私は、夫と正式に別れることを決めました。理由はとても個人的なことなので、触れられたくはありません。プライバシーを尊重して欲しいと思います。」と23日付けで近況と離婚についてのコメントを発表した。2人は2002年11月に結婚し、以来エナン・アーデンはグランドスラムで5勝を挙げている。

■フランス・ガス・オープンからの復帰を宣言

 また同時に来月に行われるフランス・ガス・オープン(Open Gaz de France)からWTAツアーに復帰する事も発表し、「テニスについては、トレーニングを再開しています。スケジュールの調整が難航していましたが、2月のフランス・ガス・オープンには出場したいと思います。家からそう遠くはないし、パリは良い場所です。それが、今季最初のトーナメントになると思います。それまではフォームを見直すことに全力を尽くしたい。皆さんにエキサイティングなテニスを見せることを楽しみに思っています。」とコメントを残した。

■全豪を「個人的な理由」で欠場していたエナン

 エナン・アーデンは、全豪オープン(Australian Open tennis tournament 2007)を「個人的な理由」により欠場すると4日に発表したものの、これまでアナウンスはなく、昨季11月のソニー・エリクソンWTAツアー選手権(Sony Ericsson WTA Championships)・シングルス決勝でのアメリー・モウレズモ(Amelie Mauresmo、フランス)戦で負傷した事が原因で引退するという噂が囁かれていた。なお、この欠場により次回のWTAランキングにおいてマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)に世界ランク1位を譲ることが確定している。


 写真は、アテネ五輪出発を控えブリュッセル国際空港(Zaventem Airport)へ到着したエナン・アーデン(右)とピエール・イブス・アーデン。(2004年8月24日撮影)(c)AFP/BELGA/HERWIG VERGULT