【Branscombe/英国 23日 AFP】座礁した貨物船「MSC Napoli」から流出した原油を浴びたウミバトを、英国動物虐待防止協会(RSPCA)の職員らが22日、保護、手当をした。同船は18日、イングランド海峡(English Channel)を航行中に嵐の影響で船体に亀裂が生じ、沈没が懸念されたため一旦ドーセット(Dorset)州のポートランド・ハーバー(Portland Harbour)に運ばれた。その後構造上の欠陥を理由に海事沿岸警備庁(Maritime and Coastguard Agency)はシドマス(Sidmouth)近郊のLyme Bayへのけん引を決定、現在はデボン(Devon)州Branscombeで引き上げ作業が行われている。船には2400ものコンテナが搭載されており、そのうち150には有害化学物質が含まれていたという。写真は同日、原油を洗い流されるウミバト。(c)AFP/LEON NEAL