【メルボルン/オーストラリア 22日 AFP】テニス、全豪オープン(Australian Open tennis tournament 2007)、男子シングルス4回戦。大会第12シードのトミー・ハース(Tommy Haas、ドイツ)は、大会第8シードのダビド・ナルバンディアン(David Nalbandian、アルゼンチン)と対戦。ハースは第1セットを落としながらセットカウント3-1(4-6、6-3、6-2、6-3)の逆転で勝利し、準々決勝進出を決めた。

■重要な場面でサーブが決まり、試合を優勢に進めたハース

 昨年の4回戦でスイスのロジャー・フェデラー(Roger Federer)と対戦しフルセットの末に敗れたハースは、第1セットでナルバンディアンにサーブを2度ブレークされて同セットを落とした。しかし第2セットの9ゲーム目でブレークのチャンスを生かしたハースはこのセットを6-3で奪うと、続く第3セットもナルバンディアンのサーブを2度ブレークし2セットを連取した。第4セットでもナルバンディアンのサーブを2度ブレークしたハースは、最後までサーブの勢いが衰えず2時間29分の熱戦に終止符を打った。

 試合後のインタビューでハースは「今日は重要な場面でサーブが決まった。全体的に積極的なプレーが出来て高い集中力を保つことができた。再び準々決勝に進出できた事が嬉しい」と試合を振り返り、3連勝中のナルバンディアンについては「毎回接戦になるが、私の方がチャンスをうまく生かしていると思う。第1セットはまったく隙がなかったので心配したが、第2セットを取ってから波に乗ることができた」と語った。

■準々決勝ではベルディハとダビデンコの勝者と対戦

 ハースは、シングルス準々決勝で大会第13シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)と大会第3シードのニコライ・ダビデンコ(Nikolay Davydenko、ロシア)の勝者と対戦する。

 写真は、リターンを打ち返すハース。(c)AFP/Dean TREML