【バグダッド/イラク 18日 AFP】首都バグダッド周辺で18日、相次いで自動車爆弾が爆発し、少なくとも17人が死亡した。ヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相は米国に対し、イラク駐留軍の早期撤退を実現させるためには、装備、態勢の強化が必要だと呼びかけている。

 保安当局によると、自動車爆弾テロは18日だけですでに5件発生。死者17人のほか、負傷者も50人近くにのぼっているという。

 爆弾テロのうち3件は、バグダッド南部Dora地区でほぼ同時に発生。10人が死亡し、30人が負傷した。Al-Rasheedと呼ばれる地元民でにぎわう青果市場を狙ったもの。

 4件目は、市内中心部のSadun通りにある映画館の近くで、警官隊がパトロール中に発生。警官2人を含む4人が死亡し、11人が負傷した。

 5件目はバグダッド南東部Khamsara地区で起き、3人が死亡、7人が負傷した。

 2007年に入ってから2週間ほどは一時的に宗派間抗争がおさまっていたイラク国内だが、3日前から再び争いが激化。主に市内で、すでに150人超の死者が出ている。

 3日間で最大の被害が出たのは16日。13世紀からある名門ムスタンシリヤ(Mustansiriyah)大学付近で自動車爆弾テロが2度にわたって発生し、学生や学校職員など70人が犠牲となっている。

 写真はバグダッド南東部で18日、3件の自動車爆弾テロ発生現場に残された車両の残がい。(c)AFP/WISAM SAMI