【メルボルン/オーストラリア 17日 AFP】テニス、全豪オープン（Australian Open tennis tournament 2007）、女子シングルス2回戦。米国のセレーナ・ウィリアムス（Serena Williams）は、ルクセンブルクのアンヌ・クレマー（Anne Kremer）と対戦。ウィリアムスはセットカウント2-0（7-6、6-2）のストレートでクレマーに快勝し、3回戦進出を決めた。

■平凡なミスに苦しんだセレーナ

　2003年、2005年の全豪オープンを含む7回のグランドスラムを制しているセレーナは、世界ランク159位と格下のクレマーとの対戦に「改善点はまだある。もっと焦点をあてる必要がある」と簡潔に振り返った。

　平凡なミスに苦しんだセレーナは、第1セットの第3ゲームでサービスブレークを与えてしまう。第5ゲームも奪われたセレーナは、第6ゲームで辛うじて制し、第7、第8ゲームを相手にポイントを与えず奪い返した。クレマーにタイブレークに持ち込まれたセレーナではあるが、1-4から追い上げを見せて第1セットを奪った。

　しかし、セレーナは第2セットを4-0とした時に気持ちが切れてしまった事を明した。「うまくボールを打ち返せなくて少し反応が鈍くなったと感じた。私はそれを乗り越えなくてはいけなかった」と話したセレーナは、3回戦へ向けて今日の試合で犯したミスを反省した。

■3回戦はペトロワと対戦

　「毎回の対戦で状態は良くなってきていると実感している」と調子は上向きである事を語ったセレーナは、3回戦で大会第5シードのナディア・ペトロワ（Nadia Petrova、ロシア）と対戦する事が決まり、怪我から復帰後、最もタフな試合を迎え撃つ事となる。

　写真は、ボールを打ち返すセレーナ。(c)AFP/PAUL CROCK