【ワシントンD.C./米国 17日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は16日、土星探査機カッシーニ(Cassini)が撮影した土星の最新画像を公開した。絵画作品のようなこの画像は、カッシーニが広視角カメラで3時間近く連続撮影した映像165点を層状に重ねて合成したもの。

 カッシーニのカメラは現在、紫外線や赤外線、またクリアフィルターによる映像が撮影可能で、それらを合成した画像はより天然色に近いものとなる(クリアフィルターによって、センサーで探知可能なあらゆる光の波長をとらえることが可能)。

 撮影当日、カッシーニは土星の影に入ったため、太陽光を直接浴びずに土星を観測、かつてないほど精密に土星のリングを写し取ることができたという。

 以前は知られていなかった、ほのかに光を放つリングの存在や、リングを通した地球の姿も確認することができる。ちりや氷の粒子を通して確認できる地球は小さく輝く点としてあらわれており、観測地点から10億キロメートルのかなたに位置する。

 写真は、公開された画像(15日撮影)。(c)AFP/NASA