【ニューヨーク/米国 16日 AFP】11ものグラミー賞に輝いた人気テナーサックス奏者マイケル・ブレッカー(Michael Brecker)が13日、ニューヨーク市内の病院で白血病のため57歳で亡くなった。ブレッカーのオフィシャルサイトが14日に報じた。

 父親の影響で、子供の頃からジャズに触れていたというマイケルは、兄のランディー・ブレッカー(Randy Brecker)と組んだバンドでデビューすると、そのサックスの腕前が話題となり、様々なアーティストと共演を重ねた。その中には、ジェームス・テイラー(James Taylor)、ポール・サイモン(Paul Simon)など豪華ミュージシャンが名を連ねている。又、親日家としても知られ、1970年代にオノ・ヨーコ(Yoko Ono)のツアーメンバーで初来日して以来、40回以上の来日を果たした。日本人ジャズ・ミュージシャンとの共演以外にも、SMAPや吉田美和のアルバムに参加したこともある。
 
 病魔と闘いながらもレコーディングに臨んだ、遺作となるアルバムのタイトルは未定。マネージャーで長年の親友でもあったダリル・ピット(Darryl Pitt)氏によれば、同アルバムは「亡くなる2週間前に出来上がったばかり」で、ブレッカーは最後まで意欲的に取り組んでいたという。

 写真は2000年7月26日、ニースのジャズ・フェスティバルでパフォーマンスを披露するマイケル・ブレッカー。(c)AFP/Vanina LUCCHESI